ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、さりげない色気をプラスしてくれるアイカラーの使い方を指南。記事一覧はこちら。
* * *

私たちはアイパレット世代なので、アイライナーやマスカラは使ってないけど、アイカラーは欠かせません、という人が多い。アイカラーの色で、メイクした感が出しやすいからかな。大人にはむしろ、アイラインやマスカラが必要なんですけどね。
実はアイカラーって、難しいんですよ。使い方によってはおばさんぽくなっちゃうから、女優さんでもアイカラーの色が目立つかたって、あまりいらっしゃいませんよね。特に、色がくっきり出るアイカラーをつけるのって、実はセンスが必要で難易度も高い。でも、大人に必要な使い方もあるんですよ!
まぶたは他の皮膚に比べて薄くて、ちょっと濡れたような輝きがある。だから、色気を醸し出せるパーツなんです。とはいえ、大人になると、どうしてもまぶたがくすんでくる。それをファンデーションなどでカバーしてしまうと、せっかくのお色気がなくなっちゃう。で、どうすればいいかというと、アイカラーのニュアンスをプラスするんです。

ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)で“奇跡のアラフィフ”とエイジレスぶりが話題になっている石田ゆり子さんのまぶたですよ! 色の印象はないけど、目元に色気があるでしょ。あのツヤやかな感じがお手本です。
【次ページで浩未さんオススメの大人のためのアイカラーを紹介!】
大人のくすみがちなまぶたをツヤッと見せるアイカラー
私自身、40代半ばまではアイカラーはいらないと思ってました。でも、まぶたの色気に気づいてからは欠かしません。色というより光と影のニュアンスが大事。今は、くっきり色を出さず、なんとなく光ってる感じが出ればいいんです。やっぱり、女たるものさりげない色気は大事ですよ!
いまだに鮮やかなブルーやグリーンのアイカラーを使っている人は、石田さんのまぶたに注目してみてください。何も塗っていないようで、ツヤとニュアンスはありますから。
パレット世代におすすめ。ひと筆でグラデーション完成

ベースの後、3色のシャドーを一気に塗るだけ。「絶対失敗しない!」と浩未さんも太鼓判。オーブ クチュール ブラシひと塗りシャドウ 563(パープル系) 3996円/花王ソフィーナ 電話:0120-165-691
一色でもまぶたにニュアンスと立体感が作れる

繊細な発色でくすみや色むらもカバーして、立体的なアイホールに。ベースとしても使える。キッカ ニュアンスカラーリッド 03(ピーチオイスター) 3024円/カネボウ化粧品 電話:0120-518-520
【このシリーズの記事を読む】
●大人仕様のアイライナーはたるんだまぶたにもピタッとフィット
●冷えが顔に表れる季節はメイク前に上半身を動かす
●今どきナチュラル顔になるならベースメイクで赤を足す
●手強い額のしわは電動マッサージャーで頭皮から引っ張り上げる!
●メイクの仕上げに重ねるだけで旬のツヤ肌が手に入る!
●クリームチークでお風呂上がりみたいな血色の良い肌に
→さらにこのほかの記事を読むのなら、【こちら】
【関連する記事をチェック!】
●資生堂から多彩に使える「7ライト パウダーイルミネーター」
●春のゆらぎ肌を強力サポート。「KIEHL’S」の春の新作4点をチェック!
●メリハリ顔を手軽に実現!M·A·Cからマルチに使えるチャビースティック
●水のような彩りで、2本の虹を。LUNASOLから2017年春コレクション
●【顔ヨガ1分動画】ぽっこりお腹も解決!?「あっかんべー」で顔だけダイエット
山本浩未(やまもとひろみ)
ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』(小学館)も好評。