信頼関係を築けて家族のような関係に
ファミリー・サポートでのマッチングによって、基本的には同じ家庭のサポートを継続的に行うことになります。そのため、会員同士の信頼関係を築くことができるのもやりがいにつながります。
ファミリー・サポートの業務内容
子育てに関する業務には下記のようなものがあります(一般財団法人「女性労働協会」公式サイトより)。
・ 保育所までの送迎を行う
・ 保育所の開始前や終了後の子供を預かる
・ 学校の放課後や学童保育終了後、子供を預かる
・ 学校の夏休みなどに子供を預かる
・ 保護者等の病気や急用等の場合に子供を預かる
・ 冠婚葬祭や他の子供の学校行事の際、子供を預かる
・ 買い物等外出の際、子供を預かる など
子供の預かり保育や自宅に出向いて保育するなど、保育サービス活動を行いたいと考えている人に向けての「保育サービス講習会」なども開催されています。
ファミリー・サポートは双方にとって魅力的なシステム
身近にサポートをしてくれる親族や友人がいなかった私の場合は、ファミリー・サポートではないですが、子供が1歳のときから8歳になるまで個人契約のベビーシッターさんにお願いしていました。
小学生になってからは主に習い事への送迎を依頼していましたが、こういったことはママ友にお願いするには限界がありますし、企業を通すと時間に融通がきかないこともあるので、信頼できる相手にお願いできて本当に助かりました。シングルマザーとして働きながらも子供がまっすぐに育ってくれたのは、家族のように接してくれたベビーシッターさんのおかげだと思っています。
私のようなシングルマザーはもちろん、共働きで忙しかったり、家事が苦手だったりするかたを、得意なかたがサポートするこのサービスは双方にとって魅力的なシステムです。これまでの子育てや家事の経験を、日々のやりがいに変えてみるのはいかがでしょうか。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈