回転寿司はお得な外食？（Ph／イメージマート）
リーズナブルな回転寿司は、外食の定番という人も多いのではないでしょうか。110円皿が目玉の回転寿司チェーンの「スシロー」が10月1日から一部メニューの値上げを発表するなど、世界情勢の影響を受けています。お金のプロフェッショナルである節約アドバイザー・ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんによると、それでも回転寿司はお得な外食といえるそうです。その理由やお得なネタの選び方について教えてもらいました。
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回転寿司がお得な外食と言える理由
ウクライナ情勢の影響が各食材に出て値上げ待ったなしの状況ではありますが、回転寿司では原価率が低いとされる貝類でも40％ほど。一般的な飲食店の原価率は15～30％なので、ほとんどの商品がそもそもお得といえるんです。
原価率トップ3はウニ、マグロ、イクラ
では、なかでも原価率の高い商品は何なのでしょうか。上位を占めるのは、ウニ、マグロ、イクラです。
原価率が高いイクラ（Ph／photoAC）
私が調べたところ、1皿あたりの原価はウニが85円、マグロが80円、イクラが70円程度。イクラ以外は大手回転寿司チェーンでは1皿110円のことが多く、それを考えるといかにお得かがわかるでしょう。
マグロやサーモンも原価率高めのネタ（Ph／photoAC）
次いで、サーモンが65円程度と言われています。この値段はウクライナ情勢前の数字ですので、実際の原価はもう少しかかっていると考えてもいいでしょう。
世界情勢の影響で原価が安くなっていたウニ
世界情勢によっても原価率は変化します。ちなみにウニは、コロナ禍で上海がロックダウンしていた時期に、上海へ輸出する分だった商品が国内に流通することになりました。それにより、国内での供給量が増えるぶん、普段よりも価格が安くなっていたのです。
アプリやWEBで待ち時間短縮
今やほとんどのチェーン店が活用しているアプリでのサービス。回転寿司も例外ではありません。最寄りのお店がある場合は、アプリのダウンロードをおすすめします。
回転寿司チェーンのアプリを使ってよりお得に（Ph／photoAC）
「日時指定予約」でらくらく入店
人気の回転寿司チェーン店は、休日にもなるとかなりの待ち時間を要します。そのせいで足が遠のいている人やコロナ禍で長時間の待機がしたくないという人は、アプリやWEBサイトで日時指定予約をして待ち時間を短縮するといいでしょう。
店頭に行かなくてもアプリやウェブサイトで整理券をゲット！
予約なしで行きたいときもアプリを使えば便利（Ph／左「かっぱ寿司」アプリ、右「スシロー」アプリ）
ただし、休日の夕食時などはかなり早めから予約をしないと枠が埋まってしまっていることもあります。そんなとき、「はま寿司」「スシロー」「かっぱ寿司」は店頭に行かなくても、入店の順番待ち整理券をアプリやウェブサイトから獲得できます。そうすることで、待ち時間に合わせてお店に行けばいいので、店頭に2度行く必要がなく時間を有効に使って入店することができます。
アプリクーポンでさらにお得に
アプリクーポンを活用してお得に（Ph／「はま寿司」のウェブサイト）
また、アプリ限定のクーポンを配信しているチェーンもあります。例えば「はま寿司」は「あおさみそ汁」が110円引きになるクーポンなどを配信しています。1皿100円台の回転寿司では、100円ほどの割引でもかなりお得感がありますよね。アプリにはお得な情報が掲載されていることが多いので、外食前にはチェックしておきましょう。