50歳からは、やりたいことを楽しんだ者勝ち
人生の前半は、常に競争や比較がつきまといがちです「いい大学出身でいい会社に入ったら成功者」「お金をたくさん稼いでいる人が勝ち組」――。そうした考え方をしてきた人もいるでしょう。しかし、そういった評価は人生の後半では必要ありません。
「やりたいことを笑顔で楽しんでいる人は、毎日が充実してとても幸せそうです。そんな60代70代になるには、50代のうちにやりたいことを見つけ、苦手なことを手放し、そして“ただの人”として他の人とフラットな関係を築いていく。50歳からでも、60歳からでも新しいことを始めて深めることもできます。50代から老後のように守りにはいらなければ、と考えている人は、まだまだ輝かしい未来をつくることができることに気づいていただきたいです」
◆教えてくれたのは:作家・有川真由美さん
化粧品会社事務、塾講師、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌などで執筆。内閣官房すべての女性が輝く社会づくり推進室「暮しの質」向上検討会委員(2014年・2015年)。今年5月、50歳からの生き方について指南した『50歳から花開く人、50歳で止まる人』(PHP研究所)を出版。
取材・文/小山内麗香