白マスクではなく黒マスクをされた意味とは?
17日午後6時40分過ぎ(日本時間18日午前2時40分過ぎ)、ロンドン郊外のスタンステッド空港にご到着の天皇皇后両陛下。
ご到着時の雅子さまの服装は、出国前と異なっていました。皇后さまは黒のワンピースにジャケット、黒の帽子。そして、両陛下は、日本ではつけられていない黒のマスクを着用されていました。
この黒マスクのご着用について、国葬参列であること、外国では白いマスクをつけている人が少ないことなどを考慮されたと報じられています。また、昨年4月にエリザベス女王の夫・フィリップ殿下が亡くなった際の葬儀で、女王やイギリス王室陣がそろって黒いマスクを着用していたことを念頭に置いたのではないかという話もありました。
天皇皇后両陛下は現地時間19日、ロンドン市内のウェストミンスター寺院で行われた英国のエリザベス女王の国葬に参列されましした。
ロンドン市内の宿泊先のホテルを出発した天皇陛下は黒いネクタイを着用したモーニング姿、皇后さまは黒の帽子に黒いドレス姿。
両陛下ともに出発時に着用されていた黒のマスクを寺院内では外されご着席。普段は純白のパールのアクセサリーをお召しになることが多い雅子さまですが、この日は黒のネックレスにイヤリングをセレクト。完璧なオールブラックコーデでした。
天皇皇后両陛下は、ともに英国のオックスフォード大学で学ばれたご経験の持ち主。新型コロナウイルスの感染拡大で延期になっていますが2020年には、エリザベス女王に招待され、英国を訪問する予定もありました。
天皇陛下はエリザベス女王の死去に際し9日、次のようなお言葉を発表されています。
《我が国との関係においても、女王陛下は両国の関係を常に温かく見守ってくださり、英王室と皇室の関係にも御心を寄せてくださいました。私の英国留学や英国訪問に際しても、様々な機会に温かく接していただき、幾多の御配慮をいただいたことに重ねて深く感謝したいと思います》(一部抜粋)
今回の強行スケジュールとも言える、タイトな日程は、療養中の雅子さまにとっては、ご負担も大きかったはずです。それでもご訪英を決められ、国葬に参列されたのには、英国並びにエリザベス女王への深い哀悼のお気持ちがあったのではないでしょうか。
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