ヘア&メイク・アーティスト、山本浩未さんの『女性セブン』での人気連載をお届け。今回は、お肌の“影”の対処法について。記事一覧はこちら。
* * *

大人になると、くすみやシミ、ほうれい線、目尻のしわなど、顔の中にいらない影が増えてきます。それは、“色”と“凸凹”、2種類の影。大河ドラマ『直虎』に出演中の柴咲コウさんみたいなすごい美女でも、お肌に影はあるはず。でも、美肌の印象しかありませんよね。

ということで、美女ではないかもしれない私たちも、それぞれのやりかたで影に対処していきましょう。シミやクマなどの“色の影”は、コンシーラーで色を消すようにカバー。ほうれい線や目の下のくぼみなど“凸凹の影”は、凹の部分をハイライターなどで明るくすると、目立たなくなります。
明るめのコンシーラーでもいいのですが、初心者にはハイライターがおすすめ。明るさと輝きで影を目立たなくするので、コンシーラーより扱いやすいんですよ。
指の側面で上から軽く押さえるのがコツ
ところが、せっかくのせたハイライターをぼかしすぎちゃって、効果がなくなっているという人が案外多い。いつも惜しいな、と思ってるんですよね。

ライン状にのせたハイライターはなじませないと不自然、でもなじませすぎちゃうと効果が出せない…。みなさんこれで挫折しているようですが、実は簡単。
なじませるときは、指の側面をライン上にピタッと当てて軽く押さえるようにするだけ。伸ばしたり、広げたりしなくていいんです。
プロ御用達、ハイライターのロングセラー

ひと筆で明るさと透明感が加わり、ヨレにくい。筆ペンタイプなので、影に沿ってラインをのせやすい。「ラディアント タッチ No.2」(5400円)/イヴ・サンローラン・ボーテ 電話:03-6911-8563
真珠の輝きでふっくら見せる

真珠由来のオリジナルパウダーで立体感と内側からにじみでるようなツヤをプラス。「パール プレシャス オーラ コントロールベース(ホワイト)」(4320円)/ミキモト コスメティックス 電話:0120-226-810
そしてもうひとつ、凸凹は表情によってできるので、朝しっかりカバーしても時間が経つと目立ってくる。ですから「ほうれい線が気になる」という人は、お化粧直しのときにハイライターを使うといいですよ。それだけで顔がパーッと明るくなりますから!
大河ドラマでは現在、尼僧役の柴咲さん。凜とした表情を見るたびに、影のない口元から頬にかけてのラインがきれいだな、と、憧れちゃいます。使い方次第で柴咲さんのような美女に近づけるかも、なハイライター。ぜひ、持っていてほしいアイテムです。
イラスト/楽谷玲子
【このシリーズの記事を読む】
●最新薄づきファンデーションで欠点は隠さず目立たなくする
●今どきのアイカラーはまぶたに質感と立体感をプラス
●大人仕様のアイライナーはたるんだまぶたにもピタッとフィット
●冷えが顔に表れる季節はメイク前に上半身を動かす
●今どきナチュラル顔になるならベースメイクで赤を足す
→さらにこのほかの記事を読むのなら、【こちら】
【関連する記事をチェック!】
●資生堂から多彩に使える「7ライト パウダーイルミネーター」
●春のゆらぎ肌を強力サポート。「KIEHL’S」の春の新作4点をチェック!
●メリハリ顔を手軽に実現!M·A·Cからマルチに使えるチャビースティック
●水のような彩りで、2本の虹を。LUNASOLから2017年春コレクション
●【顔ヨガ1分動画】ぽっこりお腹も解決!?「あっかんべー」で顔だけダイエット
山本浩未(やまもとひろみ)
ヘア&メイク・アーティスト。1964年生まれ。今すぐ実践できるメイクテクニックと親しみやすいキャラクターで、同世代からの支持も厚い。最新刊『同窓会で二番目にキレイになるには…』(小学館)も好評。