料理・レシピ

「しいたけは傘を下にして保存を」野菜ソムリエプロがそう語る理由

しめじの目利き&保存|全体に弾力があるものを

しめじは、傘が開きすぎておらず、ふっくらとした形で密集しているものが新鮮でおいしいです。特に、密集しているものはよく成長した証です。また、全体的に弾力があり、軸が白くて太いものが新鮮でおいしいです。傘の色味の濃淡は味の違いにあまり関係ありませんが、ひだが変色しているものは鮮度が落ちているので、傘の裏をチェックすることをおすすめします。

カゴに盛ったしめじ
しめじは全体的に弾力があり、軸が白くて太いものが◎(Ph/photoAC)
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保存の際は、まいたけと同じように未開封ならパックのまま野菜室へ。開封したものはキッチンペーパーまたは新聞紙などで包んでポリ袋で保存します。冷凍する際は石づきをカットしてからバラバラに分けて、冷凍保存用の袋に入れましょう。3週間ほどで食べ切るのがおすすめです。ただし、冷凍した場合は少し風味と食感が悪くなります。

保存は冷凍や干すことで栄養がアップ

きのこ類は基本的に冷凍保存ができます。冷凍することで細胞壁が壊れるため、生で食べるときよりも栄養の吸収率が上がるといわれています。

きのこを乾燥させている
きのこは日光に当てて乾燥させることで栄養価がアップ!(Ph/photoAC)
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ちなみに、保存のときは干しきのこもおすすめです。石づきをカットしてから食べやすいサイズにわけ、重ならないように大きなざるやネットに広げて1~3日、日中、屋外で干せばOK。日光に当たることで、エルゴステロール(エルゴステリン)という成分がビタミンDに変化して、美肌や免疫力アップ効果がより期待できます。干すことで旨み成分も増えるといわれているので、ぜひ試してみてくださいね。

◆教えてくれたのは:野菜ソムリエプロ・福島玲子さん

野菜ソムリエの福島玲子さん
野菜ソムリエプロ・福島玲子さん
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ふくしま・れいこ。野菜ソムリエプロのほか、アスリートフードマイスター2級、ジュニア食育マイスター、食の検定1級、ベジフルカッティングスペシャリスト、エコクッキングナビゲーターなど多数の資格を持ち、日本野菜ソムリエ協会創立 20 周年記念事業『野菜ソムリエ名鑑 vol.1』に掲載されている。現在は、“野菜や果物から健康に”との考えを大切に講演・セミナー講師、イベント・セミナー運営サポート、コラム、料理教室、レシピ開発や監修・ジュニアアスリートの栄養指導・など、多岐にわたって活動中。https://ryufrei.com/

構成/イワイユウ

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