値下げされている米を主食に
値上げした食品がある一方で、実は値下げされた食品もあります。その1つがお米です。長引く新型コロナウイルス感染症の影響で外出する人が減り、外食産業の米消費が減ったことで在庫が増加し、米余りによって価格が下がっているようです。
つまり、値上がりが続くパンや麺などの小麦製品の食事から、米中心の和食に切り替えるだけでも節約になるのです。“楽だから朝食はいつもパン”という人なら、前日に炊いた米をおにぎりにしておく、まとめて炊いた米を1食分ずつ冷凍しておくといった工夫で手間を削減。さらに、前日の残りものや常備菜などと合わせれば、立派な1食になります。
金額だけでなく容量の比較も
また、清涼飲料水各社が値上げをする中で、伊藤園は『お~いお茶 緑茶』『お~いお茶 濃い茶』『お~いお茶 ほうじ茶』『お~いお茶 玄米茶』を価格据え置きで525mlから600mlに増量するなど、実質的な値下げをしています。買い物をするときは価格だけでなく、容量もチェックしてみてください。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/間野由利子