ダイエットの大敵であるむくみも、腎機能の低下が大きな原因。腎臓と副腎が疲れたり冷えると、血液循環が悪くなり、基礎代謝も低下してしまう。
つまり、ダイエットをするには、健康な腎臓が不可欠。そこで、痩せ体質を実現するために、日常、心がけるべき「腎活」習慣を3つ、金町脳神経内科・耳鼻咽喉科院長の内野勝行さん、六本木・寺林治療院院長の寺林陽介さんに解説してもらった。
【1】朝起きたら塩レモン水を飲むべし
腎臓と副腎を元気にする食生活で、大切なのは水分を摂ること。体内の水分量が少ないと血液中の老廃物が増え、それをろ過する腎臓に負担がかかってしまうからだ。水は1日1.5~3リットルを目安に飲みたい。加えて、水に溶かして摂取すると筋肉の働きがよくなるカリウムを摂るのもおすすめ。
「朝起きてすぐ、白湯に天然のあら塩をひとつまみ入れ、カリウムを含むレモンを搾って飲んでみてください。天然の塩にはマグネシウムが含まれており、血管を健康に保つ効果があります。ただし、腎臓に疾患があるかたはカリウムをきちんと排出できず、不整脈を起こすことがあるので注意を」(内野さん)