アプリでの年賀状送付なら財布にも優しい
書き損じハガキなどの交換手数料も2023年4月から42年ぶりに値上げされ、一度に100枚以上交換する場合、これまでの5円から10円となることを知っていますか? 自宅で年賀状を作ると、どうしても書き損じハガキが出てしまい、もったいないですよね。そこで、この機会に年賀状をオンラインに切り替えるのも、大きな節約になります。
オンラインでの年賀状に切り替えて節約
郵便局では時代に合わせて「スマートねんが」というサービスが始まっています。「スマートねんが」はLINEで送ることができるオンラインの年賀状で、デザインは100種類以上。300円から用意されている年賀状を購入すると、同デザインのものであれば何通でも送り放題です。また、動画やボイス、動くスタンプなどでカスタマイズできるので、年賀ハガキより自由度が高いのも魅力です。
そのほかLINEの年賀スタンプや年賀カードなどのサービスなどを利用するだけでも、華やかな年賀のやりとりができます。
ハガキの年賀状終了の告知をする
親しい間柄の人であれば、オンラインへの切り替えもあまり問題がないかもしれませんが、親戚などにいきなりLINEで年賀状を送るのは抵抗があるかもしれません。
そこで、去年の年賀状を出してきて、この人にはオンライン、この人にはハガキ、と一度仕分けをしてみてください。惰性で年賀状を送らず、送る相手を絞るだけでも節約ができます。
さらにおすすめなのは、いきなりオンラインに切り替えるのは失礼な気がするけれど、ハガキでなくてもいいのでは、と思う相手への年賀状に「年賀状は今年で最後とさせていただきます」や「来年からはオンラインに切り替えさせていただきます」などと記載すること。いきなり年賀状を送らなくなるよりも丁寧な印象を与えることができますし、もしかしたら相手のほうも「年賀状のやりとりはそろそろ終わりにしてもいいのでは?」と様子を見ているかもしれません。
このとき、コメントを記載した相手を忘れないようにメモして、翌年の年賀状を作る際に確認できるようにしましょう。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/吉田可奈