財布を新調するベストなタイミング
財布のお手入れは半年に一度行うとして、財布自体はどれくらいの頻度で新しいものと取り替えますか? ゲン担ぎとして「1年に1回」「1000日ごとに換えたほうがいい」とも言われますが、まだ使えるものを無駄に捨てることになるため、エコではないと感じます。1年は短過ぎるとしても、3年程度で買い換える人も多いのではないでしょうか。
私は、いいものを長く愛用したいので、5万円程度の財布を最低でも5年、財布に問題がなければ10年ほど使います。1つのものを長く愛用したほうが余分な出費を減らすことができますし、先に述べたようにまわりの人から「あの人は物を大切に扱う人だ」と思われることで、信頼度も自然と上がるからです。
財布も定期的な整理整頓を心がける
財布の外側をきれいにすることに加えて大切なことは、定期的な中身の整理整頓です。
家に帰ったら毎日レシートを取り出す。しばらく使う予定のないカードはカードケースに収納。財布とは別に小銭入れを使い、小銭を財布に入れないことで型崩れを防ぐ。このような習慣が身に付くと、財布の中がスッキリし、財布のダメージが軽減されるので、長く使うことができるようになります。
物は活かす人のところに集まる
大掃除というと、自宅の掃除を思い浮かべる人も多いでしょうが、財布も定期的に”大掃除”するべきです。財布を大事に扱うことでお金に対する意識が高まり、自然とお金持ち体質になれるでしょう。
◆教えてくれたのは:生活コスト削減コンサルタント・生方正さん
うぶかた・ただし。明治大学サービス創新研究所研究員。高校卒業後に海上自衛隊に入隊。勤務の傍ら節約術を駆使しながら、国内株式、金の現物買い、在日米軍に対する不動産投資などを行い、40代で2億円の資産を築いた。現在は生活コスト削減コンサルタントと南極講演家として、メディアで活躍中。著書に『高卒自衛官が実現した40代で資産2億円をつくる方法』(あさ出版)、『攻めの節約』(WAVE出版)など。
構成/間野由利子