節約しても一向にお金が増えず、残る手立ては神頼み。財布に「お金が増える」と言われるグッズをしのばせているかたもいるのではないでしょうか。ただ、『攻めの節約』(WAVE出版)の著者で生活コスト削減コンサルタントの生方正さんは、「それこそお金のムダ」とバッサリ。なぜでしょうか?
高校卒業後に海上自衛隊に入隊。節約をしながら株式投資や不動産投資などを行い、40代で退職した際には2億円もの資産を築き上げた“資産構築のプロ”が実践してきた「ゲン担ぎ」との付き合い方を、教えてもらいました。
億万長者がやっているゲン担ぎとは?
生方さんは、マイルやポイントを貯めるために可能な限りクレジットカードで購入しています。そのため、現金を払ってお釣りを受け取る機会はわずかか月1~2回。ただし、その際に必ずやることが、額面より高い価値を持つプレミアム硬貨を探すことです。プレミアム硬貨は、額面より高い価値を生む、金の卵だからです。
「一番わかりやすいのは、1951年~58年(昭和26~33年)に製造された、額面がギザギザしている10円硬貨『ギザ10』です。発行枚数が多いため、一番価値が高い昭和33年製でも、オークションサイトでも1枚約70円の価値です。もし見つけたら、差額約60円を手に入れたことになります。ささやかな幸運ですね」(生方さん・以下同)
額面以上の価値を持つ硬貨がある
プレミアム硬貨はほかにも。
「1500円の値がつく昭和62年製造の500円硬貨、1400円の価値がある平成21~25年製の50円硬貨、そして状態がよければ最高4000円で取引される昭和62年製の50円硬貨などがあります。
さらに、出合える確率は低いですが、穴の空いていない50円玉や穴ズレした5円玉、文字が上下逆に鋳造された硬貨は1枚数万円~100万円で取引されることもあります。世の中には額面以上の価値を持つコインがあり、発見した人は利益を得られることもあるのです」