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50代からの靴選び 72歳ドラマスタイリストが教えるポイントとコーデ

履きやすさ、機能性を重視

「20代、30代は足が痛くても我慢して靴を履くけれど、50代になったらダメ」と西さん。

「これからは何が大事かっていうと、快適さ。おしゃれは我慢ではありません。心地よくないもの、機能性に富まないものは、洋服でも靴でも捨てていい。50歳って、その取捨選択をするタイミングでもあるわけなの」

足にフィットすることはもちろん、履いたときのヒールの返りがいいものや滑りづらいものを選ぶことで、歩行中の転倒のリスクも減らすことができるそうです。

スニーカーのヒールを見ている
クッション性と履き心地、グリップ性を兼ね備えたビブラムソールを使用した「Cheerio(チェリオ)」(1万9800円)※3月21日発売
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例えば「VEGE」では、クッション性と履き心地、グリップ性を兼ね備えている登山メーカー「ビブラム」のソールを使用しているそうです。見た目のよさだけでなく、使っている素材もチェックしてみましょう。

スタイルアップには厚底ヒール

安全性や履きやすさを考えるとピンヒールの靴は敬遠しがちになりますが、とはいえ、フラットシューズは疲れやすいし、スタイルアップが叶わないという悩みも…。そこでおすすめなのが、安定した履き心地かつスタイルアップもできる厚底ヒールなのだそうです。

笑顔の西さん
「履いたら“意外!”って思うくらい履きやすい。プラットフォームになっていて砂に埋もれないから、葉山のビーチに遊びに行くときに活躍してくれそう」
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ソールにボリュームがあると一見、靴の存在感が強すぎるように感じますが、履いてみると意外と主張しすぎず、洋服にマッチするとのこと。ファッション性もあってスタイルもよく見えるそうです。

「私は冷え性だから夏でもサンダルにソックスを合わせますが、素足が好きな人は裸足でもいいと思うし、ファッションに合わせて遊んでみるといいですよ」

◆スタイリスト・西ゆり子さん

ドラマスタイリストの西ゆり子さん
ドラマスタイリストの西ゆり子さん
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にし・ゆりこ。スタイリスト。テレビ番組におけるスタイリストの草分け的存在で、ドラマスタイリストとしてテレビドラマと映画およそ200作品を手がける。2019年度「日本女性放送者懇談会50周年特別賞」受賞。現在は、一般個人向けに「CoCo Styling Lesson」や、無料でスタイリングの知識を得られる「着る学校」(https://www.stylingschool.org)というコミュニティも展開。近著に『ドラマスタイリスト西ゆり子の 服を変えれば、人生が変わる』(主婦と生活社)。https://www.vege-official.com/

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