
桜も咲き誇り、春本番。ファッションも春らしさが欲しくなります。そこで、皇后雅子さまの春ファッションをチェック。「ピンク」や「リボン」を取り入れたフェミニンコーデをピックアップしました。
バラ模様のピンクのセットアップを黒小物で引き締め
1996年4月、来日したビル・クリントン米大統領(当時)の歓迎式典にご出席の際、雅子さまは、バラ模様の華やかなセットアップをお召しでした。


上下ピンクに花柄、帽子の大きなリボンとフェミニン要素が満載なコーディネートですが、雅子さまは、黒の小物を取り入れて、ほどよく引き締め、甘辛バランスを取られていました。
→皇后雅子さまの「レース」や「パール」を取り入れた春の白コーデはコチラ
鮮やかなローズピンクはミニマムな黒小物で甘辛バランスを良好に
1996年5月、東京のNHKホールでハンブルグ国立歌劇場日本公演をご鑑賞の雅子さまは、鮮やかなローズピンクのセットアップをお召しでした。




セットアップは、光沢感のある素材と胸元からふわりと広がるドレープがとてもエレガントな印象。甘さが強いピンクもタイトスカートで大人テーストに。さらに、バッグと靴を引き締めカラーの黒にし、コントラストを付けることで、甘さが抑えられています。
ダブルボタンのジャケットスタイルにリボン結びのスカーフで女性らしさをプラス
1997年、37歳の誕生日を迎える天皇陛下(当時は皇太子)のポートレートでは、トラッドなキャメルのジャケットにスカーフをリボン巻きしたエレガントな着こなしでした。




雅子さまは、キャメルのやや長めの丈のダブルボタンジャケットに黒のタイトスカートを合わせたコンサバなスタイル。白×ネイビー×イエローのスカーフをリボン結びにすることで、マニッシュなジャケットスタイルも柔らかさとフェミニンなムードが漂います。
ペールブルーに白のリボンが付いた帽子でさわやかコーデに
2005年5月、ノルウェーから帰国された天皇皇后両陛下(当時)をお迎えに空港へ向かわれた際は、スタンドカラーがスタイリッシュなペールブルーのスーツをお召しになった雅子さま。帽子にはリボンがついていてポイントになっていました。




雅子さまは、スタンドカラーがクールなペールブルーのセットアップに、白の帽子をかぶられたさわやかコーデ。ヘアスタイルもショートですっきりされているので、帽子のリボンやパールアクセが存在感たっぷりにフェミニンなムードを漂わせていました。淡いブルーに白を合わせたコーデに、黒の靴やバッグを合わせることで、全体がキリッと引き締まっていました。
淡いピンクのセットアップに白小物でやわらかい雰囲気に
2017年4月、スペイン国王夫妻の来日の際に行われた歓迎式典に出席された際は、縁取りがおしゃれなペールトーンのピンクのセットアップをお召しに。




淡いピンクのセットアップは襟がなく、縁取りが施されたコンパクトなデザイン。雅子さまは、靴とバッグに白をセレクトされ、より優しい雰囲気にまとめられていました。アクセサリーもネックレスとイヤリング、ブローチまでパールで統一し、全体がペールピンクと白のツートーンになっていて軽やかな印象でした。
●皇后雅子さま、「春のセットアップ」の着こなしをスタイリストが解説「甘辛MIXのバランスが抜群」