天皇皇后両陛下は2023年2月9日、来日していたフィリピン大統領夫妻と面会されました。フィリピンのマルコス大統領夫妻は9日午後、皇居の御所に到着。皇后雅子さまは着物でお出迎えになりました。
面会で天皇陛下はあいさつを交わされると、まず、先の大戦で、フィリピンで多くの人たちが犠牲になったことについて「残念でした」と述べられ、「しかし、戦後、両国はそのような不幸を乗り越えて、国民間の交流を深めてきました」と話されたそうです。
共通の話題、海外留学の話が弾まれた面会に
天皇陛下と雅子さま、大統領の3人は、共通点として、イギリスのオックスフォードへの留学経験があり、思い出話にも花が咲いたということです。ほぼ通訳を介さずに流暢な英語でご懇談。また、雅子さまが幼少期を過ごされたアメリカ・ニューヨークに、大統領夫人が留学していたことも話題になり、会話が弾んだ面会になったということです。
雅子さまの優美な和装コーデ、陛下はネクタイの色がリンク
この日雅子さまは、優しいクリーム色の着物をお召しになっていました。帯はきらびやかなゴールドの格式高い花菱文の袋帯と思われ、伝統的でありながら優雅な和装コーディネートでした。天皇陛下は雅子さまの着物に合わせられたのか、ゴールドのネクタイをお召しになりリンクコーデでのご面会となりました。
会見が終わると両陛下は、大統領夫妻と笑顔であいさつを交わし、手を振って見送られていました。
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