160年の時を超える「プリンス オブ ウェールズ フェザー ブローチ」
最後に紹介するのは「プリンス オブ ウェールズ フェザー ブローチ」。このブローチは、1863年にエドワード7世(当時は皇太子)と結婚したアレクサンドラ王妃へ贈られたもの。2022年11月に行われた南アフリカ大統領の歓迎式典にて、代々受け継がれてきたブローチをキャサリン皇太子妃は胸元につけて出席しました。ダイアナ元妃は、1986年にオーストリアを訪れた際に、このブローチをネックレスとして身に着けていました。
円形に並んだダイヤモンドの中央に、3枚の羽と王冠の徽章がデザインされていて、下の部分には脱着可能なドロップ型のエメラルドがぶら下がっています。およそ160年前のジェリーでありながら色あせないデザイン。ダイアナ元妃、キャサリン皇太子妃、どちらのプリンセスもとてもお似合いで、洗練された装いをさらに高貴に見せていました。
ダイアナ元妃のジュエリーをキャサリン皇太子妃が身に着けて登場すると注目を集めるのは、ダイアナ元妃を思いださせると共に、会うことは叶わなかったふたりを“繋げている”アイテムと言えるからでしょう。今後、まだ眠っているダイアナ元妃のジュエリーが蘇る機会があるかもしれません。