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キャサリン皇太子妃、ダイアナ元妃から受け継がれた輝くジュエリーコレクション

ダイアナ元妃からキャサリン皇太子妃へと受け継がれた婚約指輪(左写真: 1991年4月25日 右写真:2022年6月8日、Ph/GettyImages)
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今年4月、英国のウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は結婚12年目を迎えました。ウィリアム皇太子がキャサリン皇太子妃にプロポーズの際に贈った12カラットのサファイアとダイヤモンドの指輪は、ダイアナ元妃の形見。キャサリン皇太子妃は、そんな思い入れのある指輪を公務やイベントなどで、たびたび薬指につけている姿が見られます。今回は、婚約指輪だけではなく、ダイアナ元妃からキャサリン皇太子妃へと受け継がれた、さまざまなアクセサリーをご紹介します。

白と黒、対照的な装いに合わせたサファイアとダイヤモンドのイヤリング

キャサリン皇太子妃は、大きな式典や行事の際に、たびたびダイアナ元妃から受け継がれたジュエリーを披露してきました。2022年6月、エリザベス女王の即位70周年を祝う記念行事「プラチナ・ジュビリー」のパレードを見学していたキャサリン皇太子妃が身に着けたのは、婚約指輪にマッチした、サファイアとダイヤモンドのイヤリング。こちらも、ダイアナ元妃から受け継がれたジュエリー。ホワイトのスーツ、ブルーとホワイトのバイカラーの帽子やサファイアのネックレスを合わせるなど、見事な色合わせのコーディネートでした。

サファイアのイヤリングにサファイアのネックレスを合わせるダイアナ元妃とキャサリン皇太子妃(左写真:1986年4月16日、右写真:2022年6月2日、Ph/GettyImages)
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このイヤリングをダイアナ元妃が身に着けていたのは、1986年4月、オーストリアでの晩餐会に出席したときです。ダイアナ元妃は黒のノースリーブドレスと合わせました。このとき、胸元には大ぶりなサファイアのネックレスが輝いていましたが、こちらはエリザベス女王から譲り受けたブローチをネックレスにリメイクしたもの。英王室では時を超えて、形を変えるなどして多くのジュエリーが受け継がれてきたことがわかります。

エメラルドのジュエリーはチョーカーにもヘッドバンドにも!

同じジュエリーでも2人のプリンセスで、違う身に着け方を見せたものもあります。2022年12月、「アースショット賞」の授賞式にウィリアム皇太子とともに出席したキャサリン妃の首元にはダイアナ元妃の形見であるエメラルドのチョーカーが輝いていました。アクセサリーに合わせてか、珍しく、ネオングリーンのドレスをチョイスして“色”のコーデを楽しんでいました。

ダイアナ妃がヘッドバンドとしてつけたエメラルドのチョーカー(左写真:1985年10月31日 右写真:2022年12月2日、Ph/GettyImages)
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ダイアナ元妃は1985年10月、オーストラリアのメルボルンを訪れた際、このエメラルドのチョーカーをヘッドバンドとして頭につけて登場。鮮やかなブルーのドレスとの相性が抜群で、とてもスタイリッシュに見えました。

ちなみに1986年5月に来日したときには、これとは別のサファイアとダイヤモンドのチョーカーをヘッドバンドとして着用していました。チョーカーを頭につけるという斬新なスタイルが、ダイアナ元妃のお気に入りだったようです。

160年の時を超える「プリンス オブ ウェールズ フェザー ブローチ」

最後に紹介するのは「プリンス オブ ウェールズ フェザー ブローチ」。このブローチは、1863年にエドワード7世(当時は皇太子)と結婚したアレクサンドラ王妃へ贈られたもの。2022年11月に行われた南アフリカ大統領の歓迎式典にて、代々受け継がれてきたブローチをキャサリン皇太子妃は胸元につけて出席しました。ダイアナ元妃は、1986年にオーストリアを訪れた際に、このブローチをネックレスとして身に着けていました。

1863年から続く伝統あるブローチをダイアナ元妃はネックレスに(左写真:1986年4月14日、右写真:2022年11月22日、Ph/GettyImages)
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円形に並んだダイヤモンドの中央に、3枚の羽と王冠の徽章がデザインされていて、下の部分には脱着可能なドロップ型のエメラルドがぶら下がっています。およそ160年前のジェリーでありながら色あせないデザイン。ダイアナ元妃、キャサリン皇太子妃、どちらのプリンセスもとてもお似合いで、洗練された装いをさらに高貴に見せていました。

ダイアナ元妃のジュエリーをキャサリン皇太子妃が身に着けて登場すると注目を集めるのは、ダイアナ元妃を思いださせると共に、会うことは叶わなかったふたりを“繋げている”アイテムと言えるからでしょう。今後、まだ眠っているダイアナ元妃のジュエリーが蘇る機会があるかもしれません。

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