今年4月、英国のウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃は結婚12年目を迎えました。ウィリアム皇太子がキャサリン皇太子妃にプロポーズの際に贈った12カラットのサファイアとダイヤモンドの指輪は、ダイアナ元妃の形見。キャサリン皇太子妃は、そんな思い入れのある指輪を公務やイベントなどで、たびたび薬指につけている姿が見られます。今回は、婚約指輪だけではなく、ダイアナ元妃からキャサリン皇太子妃へと受け継がれた、さまざまなアクセサリーをご紹介します。
白と黒、対照的な装いに合わせたサファイアとダイヤモンドのイヤリング
キャサリン皇太子妃は、大きな式典や行事の際に、たびたびダイアナ元妃から受け継がれたジュエリーを披露してきました。2022年6月、エリザベス女王の即位70周年を祝う記念行事「プラチナ・ジュビリー」のパレードを見学していたキャサリン皇太子妃が身に着けたのは、婚約指輪にマッチした、サファイアとダイヤモンドのイヤリング。こちらも、ダイアナ元妃から受け継がれたジュエリー。ホワイトのスーツ、ブルーとホワイトのバイカラーの帽子やサファイアのネックレスを合わせるなど、見事な色合わせのコーディネートでした。
このイヤリングをダイアナ元妃が身に着けていたのは、1986年4月、オーストリアでの晩餐会に出席したときです。ダイアナ元妃は黒のノースリーブドレスと合わせました。このとき、胸元には大ぶりなサファイアのネックレスが輝いていましたが、こちらはエリザベス女王から譲り受けたブローチをネックレスにリメイクしたもの。英王室では時を超えて、形を変えるなどして多くのジュエリーが受け継がれてきたことがわかります。
エメラルドのジュエリーはチョーカーにもヘッドバンドにも!
同じジュエリーでも2人のプリンセスで、違う身に着け方を見せたものもあります。2022年12月、「アースショット賞」の授賞式にウィリアム皇太子とともに出席したキャサリン妃の首元にはダイアナ元妃の形見であるエメラルドのチョーカーが輝いていました。アクセサリーに合わせてか、珍しく、ネオングリーンのドレスをチョイスして“色”のコーデを楽しんでいました。
ダイアナ元妃は1985年10月、オーストラリアのメルボルンを訪れた際、このエメラルドのチョーカーをヘッドバンドとして頭につけて登場。鮮やかなブルーのドレスとの相性が抜群で、とてもスタイリッシュに見えました。
ちなみに1986年5月に来日したときには、これとは別のサファイアとダイヤモンドのチョーカーをヘッドバンドとして着用していました。チョーカーを頭につけるという斬新なスタイルが、ダイアナ元妃のお気に入りだったようです。