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資産2億円築いたお金のプロが語る「無駄なコスト削減」のコツ「服を買うときに見るべきは値段じゃない」「食器用洗剤は水で薄める」

パソコンの前で紙にメモをしている
無駄なコストを削減するための視点とは?(Ph/photoAC)
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お金が貯まる人と貯まらない人の違いは、支出の額や貯金の習慣だけだと思っていませんか?「お金が貯まる人は、日常的に行っている何気ない行動にも着目します」と生活コスト削減コンサルタントの生方正さんは話します。生方さんは元自衛隊員で2億円の資産を築いた資産構築のプロ。お金が貯まる人の長期的かつ、広い視点での考え方について教えてもらいました。

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金額に関わらず“無駄なコストを削減する”のがお金持ちの考え方

節約を考えるとき、食費など額が大きいものや固定費に目がいきがちです。しかし、お金が貯まる人は、インパクトが大きい重要な部分だけではなく、長期的に広い視野で、削減できるコストも見逃さないように心がけています。

安いもの買いの無駄を判断する

例えば、お店で素敵なデザインの洋服を見つけたとき、まず何をチェックしますか? 多くの人は値段と答えるのではないかと思います。しかし、お金が貯まる人は、素材や縫製など洋服が長持ちしそうかどうかをチェックします。

電卓とカートに入ったお札
買い物をするときは値段だけでなく長く使えるかを考える(Ph/photoAC)
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安くて品質の良いものも当然ありますが、安いものには安いなりの理由があるものです。4000円の洋服と1万円の洋服では、もちろん4000円の洋服のほうが支出は抑えられますが、もし、4000円の洋服が1年で劣化してしまう作りであったらどうでしょうか。

1年ごとに同じ価格帯・同じ品質の商品に買い替えた場合、2年で8000円、3年で1万2000円の支出になります。もし、1万円の洋服が3年ほど着られる作りだとしたら、長期的に見て1万円の洋服のほうが節約になります。

高くても気に入ったものなら長期的にはプラス

作りだけではなく、デザインの観点でも同じことがいえます。値段が安くてもデザインが好みでない洋服は、数回で着なくなってしまったり、雑に扱ってすぐにダメになってしまったりします。一方で、値段が高くても本当に気に入っていれば、手入れをして繰り返したくさん着ることになると思います。

服を選ぶ女性
高くても長くたくさん使えるものであれば最終的に得になることも(Ph/photoAC)
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洋服に限らず、高くても気に入ったものであれば長く使うことができる場合が多く、長期的に得することになるのです。

生活の中の無駄を意識する

物を買うときにはそれが本当に必要なものか、無駄にならないかを意識することが大切ですが、さらに、購入したものを使うときにも、コストを意識するのがお金持ちの考え方です。

例えば、食器を洗う時、食器用洗剤はどのくらい使っていますか? 消耗品は一度に使う量が多ければ多いほど、当然購入の頻度が上がり、無駄を生みます。とはいえ、毎回使い過ぎを気にしていると、今度は時間というコストを支払うことにもなります。

スポンジと洗剤
洗剤の使いすぎを例に紹介(Ph/photoAC)
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そこで、洗剤代はもちろん、時間についてもシビアな私が試行錯誤を繰り返してたどりついた結論は「洗剤を水で薄めて使うこと」です。

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