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タレント、キャラクター、スポーツ選手、政治家など、あらゆる人やグループ、モノなどを対象とした“推し活”は、経済を回す大きな存在となっている。そんな推し活によって、人生は豊かに変わっていくというのだ──。吉木りさ(38)がボーイズグループ「INI」のメンバーを選ぶオーディション番組と出会ったのは2021年。
「メインボーカルの高塚大夢くんの驚異的な音域と、パワフルかつ繊細な歌声に“ずっきゅん”ときたんです。
当時はコロナ禍で、3才の娘と生まれたての息子を抱えワンオペ育児中。夜も眠れず過酷な毎日に、INIの映像を見て心を奮い立たせて家事と育児を頑張りました」(吉木・以下同)

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INIがデビューすると即、ファンクラブに加入。夫で俳優の和田正人は当初、妻の推し活に戸惑っていた。
「私がこっそり高塚大夢くんのアクリルスタンドを寝室に飾ると、夫は“この人は誰だ?”と焼きもちを焼いて、クローゼットに隠していました(苦笑)。でも徐々に理解してくれるようになって、私がINIのグッズをゲットできず涙を流して落ち込んでいたとき、車でINIの曲をさりげなく流してくれて。“あ、優しい。この人と結婚してよかった”と思いました」
推し活を始めて4年、人生が変わったと語る。
「SNSでライブ配信をしたらINIのファンが見てくれるんですよ。彼女たちとライブ会場で再会した際はうれしくてハイタッチしたくらい。その後、わが家でINIのライブの鑑賞会をするほど仲よくなったんです。推し活のおかげで交友関係が一気に変わって心が潤い、新たな世界が広がりました」
※女性セブン2025年12月11日号