ライフ

《江口ともみが語る「ぬい活人生」》いつも一緒のぬいぐるみたちは、推しで、家族で、癒し 専門家を驚かせた「大好きなぬいちゃんを見ると心拍数が落ち着く」という現象

“推し活”をする江口ともみ(インスタグラムより)
写真3枚

今やあらゆるものが対象となる“推し活”。日本の経済を回すためには、重要な存在にもなっている。その推し活は、人生を変えてくれるという──。

「小さい頃からぬいぐるみが好きで、出かけるときも寝るときも一緒でした」と語るのは、江口ともみ(57)。いまも「ぬい活」を続け、200人以上のぬいと一緒に暮らしている。まさに、ぬいぐるみを対象とした“推し活”だ。

「お気に入りはフモフモさんシリーズの『もぐたろう』。一見、同じ顔ですが、よく見ると一人ひとり違うんです。家ではみんなに名前をつけて、洋服を着せたり、いろんなポーズをしている写真を撮って、夫と送り合ったりしています。家を出るときは、目が合って“連れて行って”という声が聞こえた子に“今日はあなたとね”と告げて、一緒にお出かけしています」(江口・以下同)

仕事の現場にも連れて行き、ぬい撮りをSNSにアップしている(インスタグラムより)
写真3枚

2018年に、大切なもぐたろうを新幹線で紛失してしまったときのことは、いまでも忘れられない出来事だ。

「テレビ番組の協力もあり、2か月後に無事再会できました。傍から見ると大量生産されたぬいぐるみの1つでも、わが家には一人ひとり唯一無二。当時は申し訳ない気持ちでいっぱいで、自分を責めました。そのときもぐたろうを捜索してくれたかたがたには直接お礼を言って、いまでも交流があります」

テレビ番組の企画では、自身が心電図をつけた状態でぬいぐるみを見る実験をした。

「ほかの人は推しを見ると心拍数が上がったのに、私は大好きなぬいちゃんを見ると心拍数が落ち着いて。大学の先生は“こんな結果は初めて”と驚かれていました。私にとってこの子たちは本当の癒しなんだと、実験でも証明されたということですね(笑い)」

※女性セブン2025年12月11日号

関連キーワード