
小劇場が軒を連ねる東京・下北沢の街角に、続々と横付けされる車。吐く息が白く染まった2月上旬の朝、車から降りてきたのは、坂井真紀(55才)、江口のりこ(45才)、河合優実(25才)といった、豪華な俳優陣。中でも一際存在感を放っていたのが、役所広司(70才)だ。
その日行われていたのは、今年配信予定の役所主演のNetflixドラマ『俺のこと、なんか言ってた?』の撮影。2024年のドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)で社会現象を巻き起こした脚本家・宮藤官九郎氏とプロデューサー・磯山晶氏のタッグが再び実現し、ネトフリならではの豪華なキャストで贈るヒューマンコメディー。役所が挑むのは、ロンドンの劇場で主演を飾った俳優が、ある日突然、世界から忘れ去られるという“難設定”だ。
「役所さんは今作へのモチベーションが高く、予定時刻より早めに現場入りすることもしばしばです。2023年公開の主演映画『PERFECT DAYS』でアカデミー賞の日本代表作品として国際長編映画賞にノミネートされたこともあって、世界配信される作品をよりよいものにしたいという思いがあるのでしょう」(ドラマ関係者)
現場で目撃された、“もう1人の大物”が浜田雅功(62才)だ。

「ドラマの中で、浜田さんは役所さんとバチバチな関係のライバル役を演じます。浜田さんの連続ドラマへの出演は、2010年放送の『検事・鬼島平八郎』(テレビ朝日系)以来、実に15年ぶり。業界内でも“本当に出るのか”と大きな話題になっていました。磯山さんは、数々のヒット作を手掛けた元TBSの敏腕プロデューサー。浜田さんとTBSは深い関係で、ドラマ初主演の『人生は上々だ』をはじめ、これまで複数の作品に出演してきた歴史があります。今回の起用も、その信頼関係があってこそでしょう」(芸能関係者)
浜田と役所には“縁”がある。昨年10月に開催された浜田雅功展「空を横切る飛行雲」で、音声ガイドを務めたのが役所だった。初の個展に挑んだ浜田の絵画世界を、役所の低音ボイスが優しく案内した。その2人が、今度はドラマで共演を果たすのだ。
浜田自身、2023年のラジオで「今後やってみたい役」として、《ずっとやってた役が大体、ええ人なんですよ。もしやれるなら、めっちゃ悪い役》と俳優業への意欲を明かしていた。今後は『ダウンタウンプラス』にも出演するという浜田。世界配信という大舞台でのチャレンジが続く。
※女性セブン2026年2月19・26日号