
健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる「健康寿命」、日本人女性の健康寿命の平均は75.45才だ。だとすれば、健康寿命である「75才の壁」を超えることが、自分らしい生き方につながるともいえる。その壁を乗り越えるための極意と何か──。
頭と体の老化を防ぐには体を動かして栄養を摂り、他人とコミュニケーションすることが大切とされる。それらを毎朝、実践し、ハツラツとした日々を過ごしているのが俳優・タレントのうつみ宮土理さん(83才)だ。
「毎朝5時に起床して近所の公園まで歩き、6時半から7時くらいまでラジオ体操をしています。始めたのは10年ほど前。ちょうど75才が見えてきた頃です。
ものすごく一生懸命にやるのではなく、適当に体を動かしながら“神様、キンキン(2015年に亡くなった夫の愛川欽也さん)、今日もお守りください”とお祈り。終わったらコーヒーを飲みながら体操仲間たちと1時間くらいおしゃべりして帰宅します」(うつみさん・以下同)
その後、料理上手なマネジャーが作る栄養満点の朝食を食べ、家事や歌の稽古へ。この日常のおかげでいまの年齢まで元気いっぱいに過ごしてきた。
「体調の変化もなく、75才どころか80才を越えました。体操仲間のおばあちゃまたちもみんな元気で、朝からきれいにメイクして、指にはマニキュアを塗っていますよ」
75才の壁を楽々と乗り越えた秘訣は「やりたくないことはやらない」。

「若い頃はできない踊りを夜中に必死に練習したけど、70才を過ぎたら好きなことしかやりたくない。好きな食べ物を食べて好きな人と会うことが健康長寿につながっています」
“好き”を追い求めて「推し」に力をもらうことも。
「推しがいると前向きに生きられます。私は『冬のソナタ』で韓流ドラマにはまり、64才のときレギュラー番組を降板して韓国・ソウルの語学学校に留学しました。その後、念願叶ってドラマ『馬医』のチョ・スンウ(45才)に会うことができました」
最近の“イチ推し”は大相撲の幕内・若隆景(31才)だ。昨年の秋場所、うつみさんがプレゼントした化粧まわしが披露されて話題を呼んだ。
「推しの人がいたらすぐに“好きだよ”と伝えることが大事です。私は人から“好き”と言われたらうれしいから、自分が受け取ってうれしい言葉は誰かに返すことを心がけています」
まだまだがんばる先輩に触発されることも大切だ。
「大好きな黒柳徹子さん(92才)の『徹子の部屋』(テレビ朝日系)を見ると目標になるというより、ご利益のある“お札”に触れた感じがします。
無邪気でかわいらしい黒柳さんがいる限りは自分もがんばれる。毎日楽しく笑って生きていこうという気になります」
※女性セブン2026年3月5日号