女優やモデルなどのプロにとって、健康で美しいボディを保つのも仕事のうち。
今回は、谷崎潤一郎の小説を原案に映画化された『富美子の足』（2月10日公開）に出演する片山萌美さんが登場。
男性を魅了する美脚の持ち主・富美子を演じる片山さんは、確かにすらっと伸びた美しい脚が目を引く。そのうえプロポーションも抜群と、男性でなくても虜になってしまいそう！ そんなスタイルをキープするための【美痩せ習慣】を教えてもらった。
＊ ＊ ＊
WORKOUT／猫と遊びながら30分歩く
実は、脚のケアをあまり意識したことがなくて、疲れを感じたらマッサージするくらい。富美子役が決まって、ようやくボディークリームを塗ったり、マメにマッサージをしたりするようになりました。
特別な運動といえば月数回の水泳くらいですが、天気がいいから疲れるまで歩こうとか、今日は階段を登ろうとか、頑張りすぎない範囲で歩いています。お金がなかったころに、新宿駅から1時間半くらいかけて歩いて帰ったこともあるので、たくさん歩くことが苦じゃなくて（笑い）。
それに、家で猫を飼っているので、リボンがついたおもちゃを持ってひたすら家の中を歩くんです。3匹の猫が飽きるまで遊んでいると、30分くらい経っています（笑い）。
FOOD／自作ドレッシングで糖質オフ
食事面では、炭水化物と揚げ物をできるだけ控えるようにしています。あと、家では白砂糖は使わず料理をするようにしています。役作りのために昨年末から料理を習い始めたので、家で作る機会も増えました。
ドレッシングの糖質も気になるので、自分で作っています。ごまと味噌、しょうゆ、酒、みりんでごまだれを作ったり、オリーブオイルとバルサミコ酢に塩こしょうを加えて、シンプルな味付けにしたり。
撮影前は野菜とささみ中心に食べるなど、多少気を遣いますが、食べることが好きなので、苦手な玉ねぎ以外であれば何を食べていても幸せなんです（笑い）。
BODY&MIND／見られている意識でカッコよく歩く
幼少期にクラシックバレエをやっていたので、姿勢に関しては褒めていただくことが多いです。あとは、人に見られているという意識を持つことが、スタイルキープに繋がっているように思います。「自分はカッコいい！」と思い込んで歩くと、自然と早歩きになって、歩幅も大きくなるので、脚の筋肉が鍛えられているのかも。
一方で昔は、タレントはヒールを履くものだという固定観念で、ヒールの高い靴ばかり履いていました（笑い）。その頃は脚がパンパンでしたね。でも、仕事以外ではヒールをあまり履かなくなった今は、よりたくさん歩くことができるし、むくみも軽減しました。
MOVIE／究極のフェチズムを描いたコメディ映画
今回演じた富美子は、やっぱり脚を見られるので、むくみのケアや保湿、爪をキレイにするなど、見た目にはもちろん気をつけました。でも、富美子は男性を惑わす自分の脚が嫌いなんです。だから、富美子の本当の気持ちがわかるラストまで、不憫なことがあっても「私とお母さんの幸せのため」と思っている富美子の気持ちを一番に演じました。
究極のフェチズムを描いていますが、コメディのような作品なので、でんでんさんのお芝居や淵上泰史さんの体当たりな演技、私の表情など、楽しみながら観ていただけたらうれしいです。
『富美子の足』作品紹介
デリヘルで見つけた富美子（片山萌美）を愛人にし、彼女の美しい脚を偏愛することに、悦びを感じる日々を送っている、富豪の老人・塚越（でんでん）。
塚越は、フィギュア作家の甥の野田（淵上泰史）に、富美子の脚の等身大のフィギュアを作るように依頼する。しかし、野田の作ったフィギュアに満足しない塚越が業を煮やし、「富美子の脚を理解するために舐めてみろ！」と命令したことから、3人の奇妙な関係が始まる。
今回のスリム美人：片山萌美さん
かたやま・もえみ。女優、グラビアアイドル。身長170cm、スリーサイズはB92、W59、H87。1990年生まれの27歳で、2012年に「ミス日本ネイチャー」を受賞。女優のかたわら、グラビアでも人気を博す。2017年には大河ドラマ『おんな城主直虎』や連続ドラマ『ハロー張りネズミ』などに出演。2018年は『キラキラ眼鏡』など、話題の映画作品の公開が続く。 DVD&Blu-ray『片山萌美 そんなバカンス』がハピネットより3月2日（金）発売。4月14日（土）21時よりＢＳ１２ トゥエルビにて、主演ドラマ「居酒屋ぼったくり」が放送開始。2月10日（土）公開の映画『富美子の足』では、男性を虜にするほどの美脚をもつ富美子を演じる
写真／生熊友博
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