
恋に落ちた瞬間を彷彿とさせるキラキラとした音色に、少し切ないピアノの旋律。国民的アイドルグループの名曲のイントロが流れると、場内の期待感は一気に最高潮に達した。ストレートな愛情を表現したおなじみのフレーズを平野紫耀(29才)が歌い出すと、観客はうっとりとした表情を浮かべ、その美声に耳を傾けた。
平野、岸優太(30才)、神宮寺勇太(28才)の3人からなるNumber_iは7月21日、大阪でファンミーティングを開催した。
「グループ初の試みだったので、『一体何をするんだろう……』と開演までドキドキしていたファンも多かったようです。いざ幕が開くと、持ち歌の披露や来場者のお悩み相談、クイズ大会など、とにかく盛りだくさん。大熱狂の1時間半の中で、ひときわ会場のボルテージが上がったのが、ファンからリクエストされた楽曲を歌う『カラオケコーナー』でした」(芸能関係者)
Vaundyの『踊り子』、ORANGE RANGEの『イケナイ太陽』といったカラオケの定番曲をノリノリで歌唱した3人。そして最後にリクエストされたのが嵐の代表曲“ラブソー”こと『Love so sweet』だった。
「嵐は平野さんたちが『King & Prince(キンプリ)』にいた時代の事務所の大先輩にあたります。ただ、3人が事務所を移籍してから約3年が経ち、さらに今年5月末で嵐は事実上の解散を迎えました。そんなデリケートな背景を察したのか、平野さんは最初『おれら歌っていいの?』と及び腰で、岸さんも『えっ、えっ』と動揺した様子でした。最終的には熱心なファンのリクエストに後押しされる形で、歌唱を決意したようです。
しかし、平野さんはこの曲を歌いたくなかったわけではなく、むしろその逆。“ラブソー”はジュニア時代から歌い継ぎ、デビュー後も音楽番組でカバーしたことがあるほど思い入れの深い楽曲です。当時の思い出を噛みしめるように、大切に熱唱していましたよ」(前出・芸能関係者)

唯一無二の地位を築いた嵐の5人。その中でも特に平野が慕っていたのが、松本潤(42才)だった。
「ジュニアの頃から松本さんの指導を受けており、デビュー後もキンプリのコンサートに足を運んでもらい、直接演出などの助言をもらっていたといいます。『憧れの先輩は?』と聞かれれば『潤くん』と即答するほどでした」(前出・芸能関係者)
そんな2人の絆がより深まったのが2018年。松本主演の大ヒットドラマ『花より男子』の続編『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(ともにTBS系)で、平野が主演に抜擢されたときのことだ。
「大役のプレッシャーを抱えていた平野さんに、松本さんはマネジャーを通じて『気張らず、かっこつけず、へたれな部分もちゃんと見せた方がいい』とアドバイスを送ったそうです。これを機に2人はさらに距離を縮め、サシ飲みに行ったり夜中に電話で語り合う仲になったといいます。
今回3人が歌った“ラブソー”はまさにその『花男』の主題歌です。お互いにすっかり環境が変わってしまいましたが、嵐から授かった教えやリスペクトは変わらない─—そんな想いと、大先輩への感謝を込めた歌唱だったのでしょう」(前出・芸能関係者)
平野の想いはきっと5人に届いたはずだ。
※女性セブン2026年8月13日号