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70歳Gカップ美容家・吉丸美枝子さんの美と若さのヒミツとは?本人に特写&インタビュー

“いくつになっても若々しく、健康的でありたい”。そんな、すべての女性の願望を実現している70歳がいるのをご存じだろうか。

吉丸美枝子さん
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レオタードを美しく着こなすその女性は、ビューティー・ライフ・プロデューサーの吉丸美枝子(よしまる・みえこ)さん。女性らしいスタイルに美しい姿勢といった、実年齢よりはるかに若い見た目を手にして、何より生き生きとしている。彼女が若さを保ち、素敵な笑顔でいられる習慣とはどんなものなのか。7月30日に発売された著書『顔もお腹もV字アップ! 50、60代になっても若返るすごいテクニック』(小学館)で、AカップからGカップになったことを明かし、努力や気持ちで人は変わることができると語る吉丸さんを直撃した。

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FOOD/品目を多く、きちんと食べることを心がける

基本的には1日2食。年を取ると運動量が減る分、摂取カロリーを減らして、カロリーオーバーしないように心がけています。けれど、栄養素はバランスよく摂るように、朝はサプリメントをのんでいます。

なるべく自炊するようにしていますが会食する機会も多いです。そういった中でも、品目を多くとるようにしています。最低でも10品目はとるように心掛け、多いときは30品目。「これがいい」とこだわることなく、バランスよく食事を楽しんでいます。

吉丸美枝子さん
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仕事の都合などで、夜遅く食事をすることもあります。そんなときは「今は夜6時」と自分に言い聞かせることも(笑い)。夜8時以降は交感神経と副交感神経の働きが変わって、食事で摂取したカロリーを体に蓄積してしまうんです。夜遅く食べる人は、その積み重ねで太ります。そこで脳をだますというか、考え方を工夫してみることが大切です。

私のモットーは、おいしい食事をバランスよく食べて、素敵な人と一緒に食事をすること。おいしいものだったら世界の果てまで食べに行きます(笑い)。食べないダイエットを提唱したことはありません。あくまで、偏った食事がよくないということです。

吉丸美枝子さん
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食欲は生きる欲とつながっているので、「お腹が膨れればなんでもいい」と言う人はやる気がないように見えます。体を作っているものですから、きちんと食事をしなければ生活がうまくいかなくなりますし、活力も湧きません。食べることは大切です。

WORKOUT/日々コツコツ、今日のマイナスは今日戻す

吉丸美枝子さん
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朝目覚めたら、仰向けになったまま手脚を天井に向けて伸ばして、1分間小刻みに動かす「赤ちゃん体操」を行っています。細胞に刺激を与えて、元気な状態へと体を整理してから1日をスタートさせることができるんです。そのあとは、お腹をマッサージしていますね。縦に揉んで、「この肉はお尻へ」とイメージしながら流しています。プラスで腹筋や背筋を動かしてみて、時間に余裕があればもう少し違う運動をすることも。

「朝は絶対これをする!」というノルマは設けていません。プレッシャーをかけると続かないので、1つでもクリアしたらOK。少しずつでいいので、理想の姿に近づくことをイメージしながら実践してみることをオススメします。

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また、立ち方や座り方、歩き方が正しいと、プロポーションが崩れることはありませんし、正しく筋肉を使うことができれば、老化を防ぐことができます。背筋、腹筋を使って、一直線上を歩くように意識する。膝と膝もなるべく近づける。最初は大変でも、意識していれば自然と癖になります。

自分がどんな姿なのかわからないというかたは、まずは立ち方や姿勢を鏡でチェック。それとお風呂にはいるときなどに裸で、前だけではなく、後ろ姿もきちんと確認する。そうしたら、問題点がわかりますよね。毎日体は変化しているので、放っておくと悪い方向に自然に変わってしまいます。なので今日のマイナスは今日のうちに戻すという癖をつけておけば、スタイルを崩さず、ずっときれいなままに保つことができます。

BODY&MIND/美しい姿は、幸せになることにつながる

吉丸美枝子さん
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美容家になったきっかけは、娘が小学生のときに、私の裸を見て「驚異の三段腹」と言ったことでした。その言葉を聞いて、娘には当時36歳だった私のような体形になってほしくないと思ったんです。だからまず、私が変わろうと。素敵なお母さんになろうと覚悟したことが始まりでした。

美しくなれば家族に優しくなれるし、自分自身がいい笑顔になりますから、空気感が変わって家庭が平和になります。もともと美容の世界はマイナスをごまかすことが主流だったので、そういった日常をプラスにできる考え方が普及していないんです。成功哲学を美容にプログラムすることが、幸せへの第一歩だと思っています。

吉丸美枝子さん
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今、私には嫌いな相手がいません。人のよさだけ見る癖がついたからです。昔は好き嫌いが激しくて、嫌な人が周りにたくさんいたけれど、よく考えたら本当に嫌な人は私だった。私が生まれ変わって穏やかになったら、子供たちも優しい性格になりましたし、新しい出会いにも恵まれました。だから、今満たされていないなら方向転換しなさい、と言っています。

「嫌だなあ」と思う自分でいてしまうと、そう思ったとおりに自分を表現してしまうことにつながります。日本人は自分を否定しがちで、「私なんて」「どうせ私は」と、「これをやりたい」という本心で動いている人は本当に少ない。「本当はどうなの?」と何度も聞いてみると、「実は…」と本心を話す人はたくさんいます。思っていることを実現できれば、人生は確実に好転します。我慢することは美徳ではありません。限りある生命の中で、好きな人と楽しく過ごすこと。わざわざ苦難の道を選ぶ必要はないんです。

吉丸美枝子さん
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自分に自信がなければ、積極的に生きることができずにあらゆるチャンスを逃します。10年後や20年後どんな姿になりたいのか考えれば、何をしなければならないのかが自然とわかります。そうすれば今日するべきことが決まりますよね。「こうしよう」と決めた自分を裏切らずに、日々コツコツ生きて自信を持つ。それが一番美しい姿です。

◆今回のスリム美人:吉丸美枝子さん

吉丸美枝子さん
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よしまる・みえこ。1949年生まれ。ビューティー・ライフ・プロデューサー。株式会社ルーチェ代表取締役。30代のときに専業主婦から一転、シングルマザーとなり、美容の道へ。整美体操、気功、整体、エステ技術などを学び美容論を研究。51歳でセルフ美容を提唱する『ヴェーネレ』を創設し、現在の会員数は2万人。これまでにDVD7本、著書も多く出版。全国を飛び回り、公演などを行う。最新著書『顔もお腹もV字アップ! 50、60代になっても若返るすごいテクニック』(小学館)は発売初日に楽天ブックス総合1位に。

撮影/生熊友博 取材・文/イワイユウ

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