
天皇皇后両陛下は6月27日、東京都台東区の日本学士院会館をご訪問。日本学士院第112回授賞式に出席されました。授賞式では、研究者9人に日本学士院賞、1人に日本学士院エジンバラ公賞が授与され、授賞式のあと、両陛下は受賞者から研究の説明を受けられました。
陛下は研究について「どういう分野に役立つと思われますか」などと尋ねられ、雅子さまは「どういうことでこの分野に興味を持たれたのですか」などと尋ねられていました。授賞式では、受賞者が両陛下の前に進み出て賞状などを受け取り、両陛下は拍手を送られていました。


シンプルなオールホワイトコーデもエンボス加工のスーツで華やかに
この日雅子さまは、ボタニカル柄と思われる柄のエンボス加工(布地に凸凹模様の押し型で、浮き出し模様を作る加工のこと)が施された白のセットアップをお召しに。
雅子さまはこれまでも度々オールホワイトコーデを披露されてきましたが、どこか華やかなデザインがプラスされたものをお選びになることが多いのが特徴です。
今回も、プレーンな白のセットアップではなく、エンボス加工の施されたセットアップをお召しになることで、授賞式というお祝いの席に相応しい、さり気ない華やかさを醸し出されていました。

素材の違いをつけるとオールホワイトコーデにもメリハリが
夏の白は爽やかで、清楚で大人の品格を漂わせるのにぴったりです。なので、オールホワイトコーデなら、爽やかさもおしゃれ度も満点。この日は、関東甲信などで梅雨明けが発表。30℃を超える猛暑の中でも、涼しさを感じさせる装いと言えそうです。


ただし、白という色は、のっぺりとしてしまうという不安要素もあります。雅子さまのように、オールホワイトコーデは、素材の違いをきっちり見せるのがポイントに。エンボス加工が施されたセットアップにプレーンな革のバッグやパンプスを合わせることで、素材の違いが見た目にはっきりと分かり、メリハリが生まれます。また、カフスの折り返しやひざ丈スカートでほどよく肌見せすることで、すっきりと抜け感が生まれます。
パールのアクセサリーで清涼感アップ
アクセサリーは、おなじみのパール。パールは、ツヤ感があり、みずみずしい印象なので、見た目に涼しげ。イヤリングやネックレスと、顔周りにアクセサリーを集中させることで、視線が上になり、スタイルよく見せられる効果もあります。

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