暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった！」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、家事マイスターとして活動する梶野智絵さんに、梅雨時期におすすめの「重曹」を使ったカビ対策を教えてもらいました。
一家にひとつあると便利な重曹
梅雨時期はカビ対策が大切。梶野さんがおすすめするのは、家事のプロがこぞっておすすめする「重曹」。梶野さんは重曹をカビ対策にも使っているそうです。
「カビが発生する条件は、湿度・温度・餌。この3つがそろっていると確実に増えていきます。重曹は、非常に細かい粒子でとても吸湿性に優れています。狭くて閉鎖的な場所に置いておくと、その空間の湿度を吸い取って乾燥した空間にしてくれます」（梶野さん・以下同）
広い場所ではなく狭い場所に向いている重曹の湿気取り効果
重曹の湿気取りの効果について梶野さんはこう言います。
「前述の通り、重曹は、狭い空間の除湿や脱臭に向いています。逆にリビングなど広い範囲の湿気取りを重曹だけで賄うのは難しいです。例えば、クローゼットや靴箱、シンク下など閉鎖的な空間に使いましょう。また、湿気は空気より重く、下に溜まりやすいので、できるだけ床に近い場所に置くのがポイントです」
小さい靴下に詰めれば湿気取りアイテムに変身
梶野さんはベビーソックスに重曹を入れたものを靴箱などに置いているそうです。
「ベビーソックスに、重曹を詰めて口を縛り、脱いだ靴の湿気取りにします。こうすると、靴にカビが発生しなくなります。100均などでも子供の靴下が売っているので、そういったところで購入するとコストもそれほどかからずに済みます。
これはキッチンのシンク下の収納や洗面台の下の収納スペースにも数個置いておくと湿気対策になります」
◆教えてくれたのは：家事マイスター・梶野智絵さん
整理収納アドバイザー1級、遺品整理士地区統括会員、終活カウンセラー1級。小学2年生から病弱な母に代わって家事を手掛けてきた家事歴60年、主婦歴40年の家事のスペシャリスト。掃除、整理、時短調理、節約、終活など、家事のアドバイスや暮らし方の知恵袋情報を、家事が苦手な人などに、セミナーやTVなどで発信。https://kajirakuraku.com/
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