暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった!」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、家事マイスターとして活動する梶野智絵さんに、塩素系漂白剤として有名な『ドメスト』使ったカビ対策を教えてもらいました。
トイレ洗剤と思われがちだけどマルチな洗剤
梅雨時期には徹底したカビ対策が肝心。梶野さんがおすすめするのは、トイレ洗剤のイメージ強い塩素系漂白剤『ドメスト』。除菌力99.99%をうたっていて、黒ずみ、黄ばみ、ピンク汚れなどに強い洗剤です。梶野さんは数ある塩素系漂白剤の中でも『ドメスト』がイチオシだと言います。
「一般的な塩素系漂白剤はサラサラと流れる液体タイプですが、この『ドメスト』はとろ~りとした粘液なのでカビなど、落としたい汚れに、長くとどまって効果を発揮してくれます。カビ専用の粘液タイプの洗剤はお値段も張りますが、成分はほぼ同じ『ドメスト』なら200円前後なのでとてもリーズナブルです」(梶野さん・以下同)
とろみがあるから壁のカビなどにもピンポイントに使える!
サラサラの液体の塩素系漂白剤だと下へと垂れていってしまうので、お風呂の壁のカビ汚れを取るのは簡単ではありません。でもこの『ドメスト』はとろみがあるので、そういった壁の汚れなどにもピンポイントで使えると梶野さんは言います。
「見つけたカビを、ピンポイントで狙えるのがうれしい点です。お風呂場のタイルの目地についたカビや、キッチンなどのシンクのコーキングに付いたカビ、排水溝のぬめり取りにも使えます。原液使用だと、2~3分程度放置するだけで大体のカビ退治できますよ」
原液で、薄めて、漬け置きで 3通りの使い方ができる!
こちらの『ドメスト』は、そのまま原液で使える他、薄めたり、漬け置きに使ったりと汚れや対象物によって3通りの使い方ができるのも魅力だそうです。
「先ほどのお風呂の壁のように原液で使うこともできますし、薄めて使うこともできます。例えば、1リットルの水に『ドメスト』をひと押し(1プッシュ)の割合で薄めた液を作れば、洗濯槽のカビ落としや三角コーナーやまな板の漬け置きにも使えます。この場合、流水で充分に洗剤が落ちるまですすぎましょう」
サッシのゴムパッキンに潜むカビも”塗って放置”で撃退!
それ以外にも家中のあちらこちらのカビ対策に活躍しているそうです。
「それ以外では、お風呂のドアやサッシのゴムパッキンカビにも使っています。はけなどで『ドメスト』を塗布し放置するだけでカビは除去できます。そのあと、きれいに水で洗い流してくださいね。重要なのは、ゴム手袋をしての使用、換気をしての使用、他の洗剤と混ぜずに使用ということを守ること。それから放置する時間も5分以内にするなど、置きすぎないことが重要です。
『ドメスト』はトイレ以外もさまざまな場所で使えるので1つあると便利です」
◆教えてくれたのは:家事マイスター・梶野智絵さん
整理収納アドバイザー1級、遺品整理士地区統括会員、終活カウンセラー1級。小学2年生から病弱な母に代わって家事を手掛けてきた家事歴60年、主婦歴40年の家事のスペシャリスト。掃除、整理、時短調理、節約、終活など、家事のアドバイスや暮らし方の知恵袋情報を、家事が苦手な人などに、セミナーやTVなどで発信。
https://kajirakuraku.com/