料理・レシピ

1年間で24kg減量した専門家が解説!ダイエット成功に不可欠「血糖値を上げにくい」5つの食材

【3】ホエイプロテインパウダー

ホエイプロテインに含まれるロイシンというアミノ酸がインスリンの分泌作用を弱める働きがあることから、血糖値の上昇を抑えてくれます。プロテインパウダーが苦手なかたは、ロイシンが多く含まれるレバーや、牛肉の赤身、鶏胸肉、アジや鮭などを意識して摂取してもよいかもしれません。

【4】オクラ

オクラに含まれるケルセチンという成分に血糖値を下げる効果があります。季節ものなので旬の時期ならリーズナブルで手に入れやすい食材だと思います。例えば、豆腐に納豆、マグロの赤身、オクラをかける料理なら、簡単で栄養バランスが取れた一品になります。暑い時期に火を使う料理をしたくないときにぜひ作ってみてください。

【5】ケフィアヨーグルト

ケフィアヨーグルトとは、複数の乳酸菌と酵母が絶妙なバランスで共生発酵した発酵乳からできています。ケフィアヨーグルトと一般的なヨーグルトの最も大きな違いは、菌の種類と個数です。一般的なヨーグルトは乳酸菌だけの単独発酵ですが、ケフィアヨーグルトは乳酸菌と酵母による共生発酵という方法でできています。

ヨーグルト
ケフィアヨーグルト(Ph/イメージマート)
写真6枚

そのなかでも注目したい乳酸菌が、血糖値を下げる効果のあるプロバイオティックス。ケフィアヨーグルトにはプロバイオティックスが含まれていますが、通常のヨーグルトには商品によってこの乳酸菌が含まれていないこともあるため、ダイエット目的でヨーグルトを食べる場合はケフィアヨーグルトをチョイスすることをおすすめします。

ケフィアヨーグルトは日本で手に入れるのは難しいかもしれませんが、ケフィアヨーグルトのもとは一部のスーパーで手に入れることが可能です。牛乳にケフィアヨーグルトの素を入れて常温で1日放置しておくだけで、簡単にできてしまいます。私もよく作って食べています。普通のヨーグルトより酸味が少なくまろやかな味がします。

白米も食べてOK! そのかわり冷やしてから食べること

炭水化物を多く含み、ダイエットには天敵と言われる白米も、ひと手間加えるだけで血糖値の上昇がゆるやかになることを知っていますか? ご飯(米)を食べる際は、一度冷やしてから温め直すと、RS3というレジスタントスターチ(難消化性デンプン)が形成されることでエネルギーになりにくく、血糖値の急激な上昇を抑制してくれる効果があるのです。

炊き立ての白米は小分け冷凍して、食べる分だけ電子レンジで加熱して食べるというかたも少なくないと思いますが、これが実はダイエットには効果的なんです。

食事を減らして我慢することがダイエットに一番の近道になるわけではありません。ちょっとした工夫や今回紹介した食材をうまく活用して、少しでも食事を楽しみながら理想の体型に近づけるように努力してみてくださいね。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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