相談の具体的な流れ
FPに相談する際の具体的な流れは、次のようなイメージです。
お金の悩みを明確にする
今現在抱えているお金に対する不安や悩みがどんなことかを考えましょう。家計を改善したいのか、住宅購入の相談をしたいのか、保険の見直しをしたいのか、まずは自分のお金に対する悩みを明確にしましょう。そのうえで、いつまでに資金を貯めたいといったように、今後どうしていきたいかをざっくりと考えておきましょう。
FPを選び、日程を調整する
相談したい内容が決まったら、自分の悩みに合ったFPをWeb検索や日本FP協会のWebサイト(https://www.jafp.or.jp/)を使って探します。相談したいFPが見つかったら日程調整をします。
相談の事前準備をする
日程まで決まったら、相談に関係する書類や相談事項のメモなどを準備しておきましょう。事前のアンケートシートなどが配布された場合は、そちらも記入しておくようにしましょう。
いざ相談へ
書類関連が準備できたら、FP相談の準備はOKです。当日は、まず自分の持っているお金の悩みに関するヒアリングから始まると思いますので、何を解決したいのか、どういう状態になりたいのかをしっかりとFPに話し、必要なアドバイスを受けるようにしてください。
FPへの相談は早めがおすすめ
相談があとになればなるほど、何かを優先させることで、何かをあきらめざるをえなくなったり、資産運用の選択肢が減ってしまう可能性があります。お金に対する不安があったり、解決したい悩みがあったりする場合は早めに相談に行くのがおすすめです。
漠然とした不安を持っている状態でも、FPと話をすることで悩みが明確になったり、自分がやるべきことが見えてくるでしょう。
また、FPへの相談は一度行えば終わりというものではありません。結婚、出産、子供の養育・教育資金や老後のプラン、相続など、その時々でベストな選択は変わってきますので、早めに信頼できるFPを見つけて節目節目で相談に行き、提案を受けてやるべきことを明確化して行動することをおすすめします。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/新藤まつり