双子パンダのシャオシャオ(オス)とレイレイ(メス)とその親にあたる、4頭のジャイアントパンダたちが生活しています。10月に入り、気温が低い日は屋外の運動場で過ごす日もあるという、ジャイアントパンダたちの近況を紹介します。
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ハズバンダリートレーニングを訓練中
少ないストレスで安全に体を触ったり、採血をしたりといった健康管理を行うためのハズバンダリートレーニングが7月からスタートしているシャオシャオとレイレイ。
シャオシャオのトレーニングがステップアップ
現在はシャオシャオの訓練を重点的に行っており、採血をする際の姿勢をとらせることができるようになったそうです。今は、その姿勢を安定して維持することができるようにするための訓練を行っています。
レイレイのトレーニングはお休み中だといいますが、2頭とも健康状態は良好で、採食もしているそうです。
体重が戻ってきている双子パンダ
夏場に体重が減ってしまっていた2頭ですが、10月15日の測定でシャオシャオは60.9kg、レイレイは63.8kgと、少しずつ体重を戻しているようです。
高山動物のジャイアントパンダは、やっぱり夏が苦手なのかもしれませんね。
シンシンの展示が10月から再開
双子パンダと同様に血圧測定のための訓練を行っていたという父パンダのリーリーは、10月5日に初めて血圧測定をしたとのこと。これは健康状態把握の一指標となるそうで、今後も継続するといいます。安定した測定のために左腕の毛を一部短くしているものの、リーリーは気にしていない様子なのだとか。
母パンダのシンシンは、血圧測定で高い数値が出たことから、9月20日より展示が中止されていましたが、健康状態の回復が見込めたため、10月3日に展示が再開されました。現在は定期的な血圧測定と投薬を継続しながら、健康状態の把握と投薬量の調整をしているそうです。こちらも、左腕の一部の毛が短くなっていますが、シンシンは気にしていないようです。
涼しく過ごしやすい季節が訪れたことで、ジャイアントパンダたちもより快適な環境で過ごせるようになっているといいですね。