不登校の時期に付き添い登校を続けられた雅子さま
2006年、学習院幼稚園にご入園、2008年には学習院初等科に入学された愛子さま。
初等科2年生のとき、学校生活に強い不安を訴えられ、登校ができなくなった際、適応障害で療養中の雅子さまが愛子さまの登校に付き添われていました。
この件について、2011年2月21日に開かれた会見で、天皇陛下は以下のように述べられました。
「この1年近く、親として愛子のために何をしてあげられるのかという思いで、雅子と共に考え、歩んできました。愛子は学校で怖い思いや、つらい体験をしましたが、それを乗り越えようと、前向きに頑張ってきており、私たち親としても、精一杯支えてあげたいと思ってここまできております」
さらにこう述べられました。
「愛子の通学への付添いを含めて、愛子が元どおりの通学に戻るために母親として可能な限りの努力を払ってきているのが現状であり、私自身傍そばで見ていて、大変だと思いますし、雅子自身の体調が万全でない中で、毎日本当によく頑張っていると思います」
雅子さまが学校に残られ、授業や校庭で遊ばれる姿を見守られていたことに、世間からは「プライベート優先」など厳しい声がありましたが、付き添いを続けられました。雅子さまの支えもあり、2011年の秋頃にはお一人で通学されるようになりました。
中等科に進学された後も、再び体調不良で長期欠席されたり、急激におやせになるなど、周囲が心配するような状態でしたが、高等科の2年生になられた頃にはふっくらされた姿に戻られていました。