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「果物は太る」ほか【実は違ったダイエットの常識】を1年で24kg減量した専門家が解説

実は違ったダイエットの常識【3】朝ご飯は抜いたほうが痩せる

「ダイエットのために朝ご飯を抜く」――そんな考えのもとダイエットを続ける人もいますが、私は朝ご飯を食べることがダイエットにつながると考えています。

その理由の1つは、朝食をしっかりとったほうがその後、食事をとったときの血糖値の上昇を抑えられるからです。栄養疫学の第一人者である佐々木敏氏の著書『データ栄養学のすすめ』(女子栄養大出版部)によると、朝食をしっかり食べた日と、朝食を軽めに摂取した日では、総摂取カロリーを同じにした場合、朝食を軽めに摂取した日のほうがその後の食事での血糖値の上昇が大きくなるそうです。

血糖値が急激に上昇するとすい臓からインスリンが過剰に分泌され、体内に脂肪をため込みやすくなってしまいます。そのため、朝ご飯をしっかり食べたほうが、太りにくいと考えられます。

いかがでしたか? 「食べたら太る」「太りやすい」と思っていたものでも、量やとり方などによって大きく異なるというのはおわかりいただけたと思います。ダイエットをすすめる場合は、これらの“新常識”を参考にしていただけたらと思います。

◆教えてくれたのは:ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん

ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
ヘルスフードサイエンス研究家・大西ひとみさん
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9年間、米ロサンゼルスでパーソナルトレーナーとして活動後帰国。トータルダイエットカウンセラーとして7冊の本を出版、ダイエット商品・食品の商品開発の監修などをはじめさまざまなメディアで活動。2017年に自身のギルトフリースイーツブランド「h+diet(エイチプラスダイエット)」(https://h-plusdiet.com/)を立ち上げ、現在は東京・武蔵小山で『h+diet laboratory』をオープン。野菜を使い、甘味料・人工甘味料不使用、グルテンフリーの「栄養学から考えるオーガニックスイーツ」を販売、他社の商品監修などに携わるなどヘルスフードサイエンス研究家としても活動。

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