暮らしのプロが実際に使ってみて「これ買ってよかった！」と実感した便利グッズと、暮らしに役立つテクニックを教えてもらうこの企画。今回は、オーラルケア専門店の店長で歯磨きマニアとして活躍する酒向淳さんが、アラフィフの朝の歯磨きにおすすめの歯ブラシについて教えてくれました。
アラフィフの歯磨きは歯周病対策の歯ブラシを！
酒向さんが店長を務めるオーラルケア専門店「メガデント」の本店はドイツ。ドイツでは、高齢者以外の成人の虫歯は自己責任、保険も効かず、高額な治療費がかかるそうで、個人個人で口腔環境を整える努力が当たり前だそうです。そんな専門店で働く酒向さんがおすすめするのは、ジーシーのルシェロ歯ブラシ『ルシェロピセラP-20』（310円・税込、編集部調べ）。
「アラフィフ世代、特に更年期以降の女性は、女性ホルモンの減少にともない、口内も変化が起こり、唾液不足になると言われています。口内が乾燥すると、菌の繁殖が盛んになり、口臭なども発生するので歯ブラシは重要になってきます。
ルシェロ歯ブラシは、スウェーデンの予防歯科で謳われているP4コンセプトに基づいて開発された歯ブラシです。P4コンセプトとは、prevention(予防)、professional（専門家）、patient（患者）、prescription（処方）の頭文字をとって、予防歯科概念を持つ歯科医師や歯科衛生士が患者の症状にあった治療を処方するという考え方です。『ルシェロピセラP-20』は、歯周病対策のための歯ブラシで、成人男性に比べて顎や手が小さい成人女性や子供に最適なサイズになっています」（酒向さん・以下同）
先端に毛が多いから歯間をしっかり磨ける
酒向さんによると歯間をしっかり磨ける歯ブラシを選ぶことが大切だそうです。
「この歯ブラシは、歯間だけではなく歯周ポケットにも毛先が入りやすい、大人の女性に最適なコンパクトなテーパード毛歯ブラシです。詳しく言うと、段差植毛と先端集中毛になっていて、歯ブラシの先端に毛を多くすることで奥歯などを磨きやすくし、また段差にすることで歯と歯の間に歯ブラシが入りやすくしています」
忙しい朝にもしっかり磨ける歯ブラシで歯周病＆口臭対策を
数ある歯ブラシの中で、酒向さんがアラフィフ女性の朝の歯磨きにこちらの歯ブラシをおすすめする理由は他にもあります。
ルシェロの歯ブラシにはPタイプとBタイプがありますが、30歳を過ぎたら、Pタイプのハイブリット植毛がおすすめです。Pタイプは、毛先が丸いラウンド毛と先が細いテーパード毛の2種類植毛されています。ラウンド毛は歯の表面歯垢を取り除き、テーパード毛は歯周ポケットに入り込むように作られています。
丁寧に磨いている時間がない、忙しい朝にも一般的な歯ブラシよりもしっかり磨けるこちらの歯ブラシはおすすめです」
◆教えてくれたのは：歯磨きマニア・酒向淳さん
オーラルケア先進国ドイツに本社のあるオーラルケアグッズ専門店、メガデント銀座店店長。自身も、1000種類以上ものハミガキグッズを試し、日常からシーンによってさまざまな種類のオーラルケア用品を利用。日本製、海外製も含めて歯ブラシ、ハミガキ、その他のオーラルケア商品情報に精通し、多くのメディアで専門家として取材を受けている。http://www.megadent.co.jp/