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2024年は3連休以上が11回も!地震や豪雨など「自然災害」への備えを万全にした「旅計画のポイント」を旅行ジャーナリストが伝授

旅行の予約をする女性
地震や豪雨など「自然災害」への備えを万全にした「旅計画のポイント」を旅行ジャーナリストが伝授(Ph/イメージマート)
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2024年は3連休や大型連休も多く、旅におすすめ。早めに計画をしたいところです。他方、能登地震や羽田空港の事故など、心が痛む出来事で幕開けし、旅先で被災、あるいは間接的に影響を受けたかたもいたでしょう。今回は「旅での万一に備える」視点も含めて、“2024年の旅計画のポイント”を旅行ジャーナリストの村田和子さんに伺います。

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2024年は、元日から心が痛む出来事続きで胸が痛みます。被災された皆様に心よりお見舞い申しあげます。ここ数年、自然災害……地震、台風、豪雨が多く、特に不慣れな旅先では、頭の片隅に「万一への備え」を置いておくことも大切だと感じます。今回は2024年の旅計画のポイントを、私が実践している「万一への備え」も含めながらご紹介してきます。

2024年は3連休以上が11回。旅をするにはもってこい!

2024年は日曜日と祝日が重なり振替休日が多く、なんと3連休以上が11回もあるんです。加えてゴールデンウィークも長期休暇をとりやすい日並び。

2024カレンダー
3連休以上が11回も(Ph/イメージマート)
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年が明けたばかりですが、年末年始も超ロング休暇となります。仕事納めが多い12月28日、仕事始めが多い2025年1月4日がともに土曜日。12月28日(土)~1月5日(日)まで、9連休となる人も多そう。

休暇に恵まれる2024年は大型の旅を計画するチャンス! 久しぶりに海外旅行をしたり、住むように旅するスタイルも人気がでそうです。旅は行っているときだけではなく、計画時からワクワクと楽しめます。久しぶりの大型連休、旅で行きたい場所の棚卸しから始めるといいですね。

アフターコロナでは旅の計画&予約は早めがおすすめ

外国人観光客の増加もあり、交通機関や宿は、早めに予約が埋まる傾向にあります。宿泊料金は残室数で料金が変わるダイナミックプライシングを実施するホテルも増えており、希望の宿に泊まりたい場合は早期に予約するのが確実でお得です。

また、早期から予約ができる動きも広がっています。昨年10月より、EXサービス上で、東海道・山陽・九州新幹線の指定席予約が1年前から可能になりました。またJALは2024年3月26日から、搭乗日の360日前午前0時に国内線、国際線とも予約受け付けを開始する旨を発表しています。

旅行の予約をする女性
早めに旅を計画し手配をするのがポイント(Ph/イメージマート)
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コロナ禍を経て、さまざまな観光施設でも事前予約制を導入するところが多く、早めに旅を計画し手配をするのがポイントとなりそうです。

不慣れな場所だからこそ、旅での万一に備える

地震、台風、豪雨など自然災害が増える中、旅先で被災したり、交通機関の遅延や不通などに遭うリスクも増えています。旅では、不慣れな場所に身をおくからこそ、「万一の場合の備え」も頭の片隅に置いておきたいところです。私が実践している、ちょっとした備えをご紹介しておきます。

【1】通信手段の確保

万一の際に、情報収集・連絡をできるように、スマホはフル充電をするとともに予備バッテリーも持参しています。利用する交通機関のSNSをフォローしておくと、タイムリーな情報収集に役立ちます。状況により通信ができない場合も、スマホはライト機能や音を出すなど万一の際に役立つ機能も多く強い味方になります。

充電が切れそうな場合、連絡先や旅行の手配番号など重要事項については紙に書いて手元に置いておくと安心です。

女性のバックの中身
スマホはフル充電をするとともに予備バッテリーも持参(Ph/イメージマート)
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【2】行き先を伝える&安否確認はSNSでも

旅先や泊まるホテルなどは家族など身近な人に伝えてでかけるようにしています。また甚大な災害発生時、FacebookやLINEでは、自分の安否を伝えたり、知人の安否を確認する機能が利用できます。家族など、親しい人とSNSでつながっておく、安否確認の方法を知っておくことは心がけるといいですね。

【3】旅行の手配内容を確認し、状況により変更や延期も検討する

交通機関などは手配内容により、変更や払い戻しに制限がある場合もあるので確認をしておくこと。自然災害などの場合は、料金プランに関わらず無料で変更や払い戻しを受け付けることがあります(航空会社や鉄道会社のホームページで確認)。突発的な地震では難しいですが、それ以外の自然災害は、あらかじめ予測できることも多く、状況に応じて変更や延期なども検討します。

【4】飲み物やおやつを鞄に入れておく

交通機関の遅延などは、遭遇する機会も意外と多く、短時間の移動でも私は飲み物とチョコレートなどおやつを鞄に入れています。最近は新幹線や特急で車内販売がないところも増えているので、あらかじめ準備をしておくと安心です。

鞄にチョコを入れてる姿
チョコレートなどおやつを鞄に(Ph/イメージマート)
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【5】宿のロケーションで「万一」をシミュレーション

海が目の前、川がそばにあるなど、風光明媚な場所にある宿は、特定の災害に弱いことがあります。私は宿につき部屋に行くまでの間に、非常口とまわりのロケーションを確認。「どんな『もしも』があり得るか?その際この場所は安心か?不安がある場合はどうするか?」を軽く頭の中でシミュレーションするのが習慣になっています。

そうすることで旅先の防災施設を知る、宿に災害時の案内があるのにも気が付くことも多いもの。災害リスクがある場所は、地域としてさまざまな対策がされていることが多いのですが、注意してみないとわからないことも。宿で楽しむ前に1分間、自分の身を守る確認習慣をおすすめします。

【6】予備の現金を持っていく

災害で足止めされたり、予定の行程ができない場合、想定外の費用がかかることもあります。停電するとクレジットカードが使えないことも。片道の旅費を目安に、旅の予算にプラスして現金でもっていくようにしています。

いかがですか?「楽しい旅まで?」と思われるかもしれませんが、残念ながら自然災害の多い日本では、いつどこで被災するかわかりません。旅の万一を考え、いざという時に自律的に動けるようにしておくことで、ぐっと旅を安心して楽しめるようになります。

◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

村田和子さん
旅行ジャーナリスト・村田和子さん
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旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを務めた。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)

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