トランプ元大統領が驚いた両陛下の英語力 ホテルへ出向き、心のこもったお見送りも
2019年5月27日、令和初の国賓として来日したアメリカのトランプ大統領夫妻(当時)の歓迎行事が行われ、その後、両陛下と懇談されました。両陛下が宮殿の玄関でトランプ夫妻を出迎えた際に、通訳がいないことにトランプ元大統領が驚いていたという報道がされました。
またトランプ氏が「陛下は英語が大変お上手ですが、どこで勉強されたのでしょうか」との質問に対し、陛下はイギリスのオックスフォード大学での留学経験や大学で知り合ったアメリカ人の友人を訪ねられたこと、そして雅子さまがアメリカのハーバード大学を卒業されたことなどを説明されました。
翌日、両陛下のおふたりは、トランプ夫妻が宿泊していたホテルをご訪問。別れのあいさつのため、ホテルまで出向かれるという心のこもった、お見送りをされました。
和を意識したおもてなし 着物姿でお出迎えや初めての和食、江戸切子のグラスで乾杯も
高く評価される語学力だけではなく、日本人として和のおもてなしにこだわられている姿も注目されています。これまで、何度も着物姿でゲストを出迎えられているほか、和食を提供されたこともあります。
2023年11月17日、キルギスの大統領夫妻を招いた昼食会では両陛下のご提案で、オードブルとして手まり寿司などが提供されました。外国からの賓客を招いた昼食会で和食が提供されたのは、このときが初めてでした。
同年の11月28日にベトナムのボー・バン・トゥオン国家主席夫妻を招かれた際には前菜に押しずしが提供され、江戸切子のグラスで日本酒での乾杯が行われました。
イギリスのオックスフォード大学留学中には、日本文化クラブを立ち上げ、日本の音楽や和食などを海外に伝えられたという雅子さま。令和流の新たなおもてなしは、和にこだわられたスタイルのようです。