エンタメ・韓流

《直腸がんステージⅢBから生還》立花理佐、ブログで公表してから起こったこと「思い出すだけで泣きそう」

誰でもがんやうつになる。自分の体験を広く伝えていきたい

その1か月後、自身のブログで直腸がんの手術を受けたことを告白した。

「がんについてブログを書いたのも、友人のすすめでした。すごく元気な理佐でもこうなるんだから、誰だってがんにもうつにもなる可能性があるんだって。情報を発信して、たくさんの人に知ってもらったほうがいいよって言われたんです。実際に友人たちは検査を受けに行って、何人かに初期のがんが見つかったそうです。理佐のおかげだって報告してくれました」

ブログ読者からの反響も大きく、コメント欄にはたくさんの励ましの言葉や、同じ経験をした人からメッセージが寄せられた。

立花理佐さん
友人にすすめられたブログは大きな反響をよんだ
写真6枚

医療関係者からの千羽鶴も

「コメントを読んで励まされました。嬉しくて泣いちゃった。何回も読み返しています。なかなか返事はできないんですけど(苦笑)。私のブログを見た医療関係の方が千羽鶴を送ってくださったりもして、思い出すだけでまた泣きそうです。手紙がついていて、つらかったでしょ、って。胸に響きました」

昨年までは睡眠薬などの薬を服用していたが、いまでは薬に頼る必要はほぼなくなった。

「友人と散歩を始めたんです。毎朝1時間ぐらい、1万歩ほど歩いています。引きこもっている間に太っちゃったので、ダイエットとメンタルのために(笑い)。朝日を浴びながら爽やかな空気を吸って、楽しくおしゃべりして歩いているうちに、メンタルの薬をのまなくてよくなりました。まだ少し睡眠導入剤に頼ることもあるのですが、それも手放せそうです」

立花理佐さん
手放せなかった薬がほぼ必要なくなったという
写真6枚

昨年12月には、3年8か月ぶりに仕事にも復帰。無気力だったころが嘘のように、今はやる気に満ちている。

「歌を歌いたいし、もっと仕事も頑張りたい。それに、がんやうつ病について啓蒙する活動もしたいですね。母ががんで亡くなっているので、その姿を間近で見ていたのに、自分が経験しないと分からないこともある。自分の体験を伝えて行きたいと思います」

◆歌手・女優・タレント・立花理佐さん

立花理佐さん
立花理佐さん
写真6枚

1971年10月19日生まれ。大阪府出身。1986年にロッテのCMオーディションでグランプリを獲得。1987年1月放送の『毎度おさわがせしますⅢ』(TBS系)にて主演を務め、同年『疑問』で歌手デビュー。現在はラジオ、バラエティーでも活躍中。プライベートでは、2000年に結婚、2004年に長男を出産。2020年に直腸がんと診断され、子宮などの摘出手術を行った。https://ameblo.jp/lisalovers/

撮影/浅野剛 取材・文/小山内麗香

●精神科医が語るうつ克服のために実践した食事術「午後8時以降食事をしない方がいい」「食事はバランスよく食べなくてもいい」

●《目の不調や病気を早期発見!》世界中から患者の絶えない眼科医が解説する、カレンダーを使った方法など5つのセルフチェック法

関連キーワード