ライフ

“母の日”は母娘でちょっと贅沢な体験を!限定の絶景アフタヌーンティーからランキング1位の観光列車などを厳選して紹介

移動を楽しむラグジュアリーな旅時間!ランキングNo.1の観光列車VS 2024春デビューのプレミアムバス

観光列車やプレミアムなバスは、移動時間も楽しめて、体にも優しいと人気です。今回は大人の母娘におすすめの観光列車、そしてデビューしたばかりのプレミアムバスの旅を紹介します。いずれも私がイチオシの瀬戸内海が舞台で絶景を存分に楽しめます。

シートはバスのビジネスクラスといった感じでゆったり(YUI PRIMA OLIVIA)提供:神姫バス株式会社
神姫バスのYUI PRIMA OLIVIA。今春2台がデビュー。こちらは落ち着いた雰囲気の内装(YUI PRIMA OLIVIA)提供:神姫バス株式会社
写真21枚

観光列車ランキングで1位獲得!女性におすすめ観光列車「伊予灘ものがたり」

観光列車が全国で続々デビューする中、女性好みで母娘の旅にぴったりなのが、『日経トレンディ』の観光列車ランキング2022で1位に輝いた「伊予灘ものがたり」。

乗車時にはアテンダントが出迎える(伊予灘ものがたり)
乗車時にはアテンダントが出迎える(伊予灘ものがたり)
写真21枚

四国・愛媛県の海岸線をのんびりと走る列車からは、刻一刻と変わる美しい景色を存分に満喫でき、また沿線のかたが手や旗を振って歓迎をしてくれる「おもてなし」にも感動します。

絶景の下灘駅に停車し、記念撮影もできる(伊予灘ものがたり)
絶景の下灘駅に停車し、記念撮影もできる(伊予灘ものがたり)
写真21枚

車内の内装も心地よく、特に女性に人気です。観光列車というと、高いと思われがちですが、例えば松山駅から伊予大洲までの乗車は、乗車運賃1080円に、特急料金1200円、グリーン料金1700円、合計3980円でOK。松山には有名な道後温泉が、また伊予大洲は古い町並みが残り、散策におすすめの穴場スポットです。

1号車「茜の章」2名掛けのテーブルや海を向いたカウンター席もある(伊予灘ものがたり)
1号車「茜の章」2名掛けのテーブルや海を向いたカウンター席もある(伊予灘ものがたり)
写真21枚

せっかく乗車するなら地元のシェフが監修し、内子杉の木箱や砥部焼の器などで提供される料理(3000円~5500円:予約制)もお願いするといいですよ。料理は列車の運行時間帯によって、モーニング、ランチ、アフタヌーンティーセットがあります。

午後運行の道後編は、八幡浜から伊予大洲を経由し、松山駅まで運行。写真は道後編のアフタヌーンティーセット「伊予灘の菓織箱」(飲み物付・3500円税込)。器は女性作家らが作成した砥部焼(伊予灘ものがたり)
午後運行の道後編は、八幡浜から伊予大洲を経由し、松山駅まで運行。写真は道後編のアフタヌーンティーセット「伊予灘の菓織箱」(飲み物付・3500円税込)。器は女性作家らが作成した砥部焼(伊予灘ものがたり)
写真21枚

車内では、日付入りの乗車記念のパネルを持った記念撮影のサービスや、机上には「伊予灘ものがたり 伝言板」なるカードがあります。このカードにメッセージを記入してアテンダントに渡すと車内で読み上げてくれる(無料)ので、日頃の感謝をぜひ、サプライズで伝えてみてはいかが?

乗車記念のパネルの写真サービスも。アテンダントさんがカメラで撮影してくれる(伊予灘ものがたり)
乗車記念のパネルの写真サービスも。アテンダントさんがカメラで撮影してくれる(伊予灘ものがたり)
写真21枚

■伊予灘ものがたり(JR四国)  https://iyonadamonogatari.com/

2024年春デビュー!水戸岡鋭治氏デザインのプレミアムバス「YUI PRIMA OLIVIA」で直島へ

クルーズトレイン「ななつ星in九州」など、数々の観光列車を手掛ける工業デザイナー水戸岡鋭治氏。実はバスのデザインもされており、今春デビューしたのが神姫バスの「YUI PRIMA OLIVIA(ゆいプリマオリビア)」。横3席(2席と1席)、縦は7列と、全席21席なので車内もゆったり。

神姫バスのYUI PRIMA OLIVIA。今春2台がデビュー。こちらは落ち着いた雰囲気の内装(YUI PRIMA OLIVIA)
座席間隔も広く体を包み込むシートは快適。テーブルや充電用USBも完備(YUI PRIMA OLIVIA)
写真21枚

天井や床・壁などもすべて木が使われておりバス車内とは思えないほど優雅な空間。大きな窓を通して瀬戸内海の絶景を満喫できます。

車内ではアルコールを含めフリードリンクサービスがある
車内ではアルコールを含めフリードリンクサービスがある(YUI PRIMA OLIVIA)
写真21枚

本来は瀬戸内海を周遊するツアー専用バスなのですが、周遊ツアーは日数がかかりお値段もかなり高額。そこで今回おすすめするのが、2024年9月までの毎週水曜日(但し、8月14日は除く)に出発する日帰りバスツアー「YUI PRIMA OLIVIA で行くART ISLAND 直島」。

朝7時半に神戸・三宮を出発し19時頃に帰着予定の約12時間の優雅なバス旅行は、お値段ひとり4万2000円。日帰りバスツアーとしては高額ですが、なかなか家を空けられず宿泊は難しいというかたも最近は多く、そんな親御さんとの旅には最適です。乗り換えが億劫、体力やトイレが心配など、年齢を重ねると心配事や制限も増えますが、このバスなら乗れば連れて行ってくれて、お洒落で体にも優しく、トイレもあるので安心です。

トイレも車内にあるので安心。しかもアートな空間でおしゃれ
トイレも車内にあるので安心。しかもアートな空間でおしゃれ(YUI PRIMA OLIVIA)
写真21枚
高級感あふれるブルーの車体。2台は内装が異なる(YUI PRIMA OLIVIA)
高級感あふれるブルーの車体。2台は内装が異なる(YUI PRIMA OLIVIA)
写真21枚

ツアーは、海を眺めながらアートな島「直島」の玄関口となる宇野港へ向かいます。そこからはフェリーで島へ渡り、島内の見どころも快適なバスで巡ります。アテンダントも同乗するので、何か困ったことがあれば相談できるのも心強いですよね。

直島では、草間彌生さんの作品が出迎える
直島では、草間彌生さんの作品が出迎える
写真21枚

■YUI PRIMA OLIVIA で行くART ISLAND 直島(神姫バス) https://yui-shinkibus.com/tour/7003-2401/

いかがでしたか? 元気なうちに親孝行をしたいと、最近私も強く思うのですが、「モノ」を選ぶのはなかなか好みもあり難しいと感じます。体験のプレゼントなら一緒に楽しめて、思い出として長く心に残りますよ。

◆教えてくれたのは:旅行ジャーナリスト・村田和子さん

村田和子さん
旅行ジャーナリスト・村田和子さん
写真21枚

旅行ジャーナリスト。「旅を通じて人・地域・社会が元気になる」をモットーに、旅の魅力を媒体で発信。宿のアドバイザー・講演なども行う。子どもと47都道府県を踏破した経験から「旅育メソッド(R)」を提唱、著書に「旅育BOOK~家族旅行で子どもの心と脳がぐんぐん育つ(日本実業出版社・2018)」。現在は50歳を迎え、子どもも大学生となり、人生100年時代を楽しむ旅を研究中。資格に総合旅行業務取扱管理者、1級販売士、クルーズアドバイザーなど。2016年より7年間、NHKラジオ『Nらじ』月一レギュラーを務めた。トラベルナレッジ代表(https://www.travel-k.com/)。旅ブログも行っている(http://www.murata-kazuko.com/)

●《直前でも間に合う!》2024年GWの旅行は「近場派」が多い傾向 どう計画するか?お得なサービスや注意点を旅行ジャーナリストが指南

●CMや大河で注目!仏像・花・おいしいものが揃う「大人女子旅」で行く奈良大和四寺巡り

関連キーワード