健康・医療

「上半身をねじる」だけで体の不調が改善?パーソナルトレーナーが解説する背骨まわりの筋肉を動かすメリット

肩こりを気にしている女性
年齢を重ねるごとに肩が凝ったり腰が痛くなったりなど、不調まみれになる人は少なくない(Ph/イメージマート)
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年を取って肩が凝ったり、腰が痛くなったりなど不調まみれになる人は少なくありません。一方、そういった人たちが「上半身をねじる」という動作を日常生活でどのぐらい行えているでしょうか? これを上手に行うだけで痩せやすい体になるだけでなく、体の不調も解消されていきます。体幹を1分「しぼりあげる」だけで体重を落とすメソッドをまとめた『やせる背骨しぼり』(サンマーク出版)の著者でパーソナルトレーナーの隅田咲さんが背骨まわりの筋肉や筋膜を動かすことのメリットを解説します。

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やせる背骨しぼりに隠された力とは

まず、やせる背骨しぼりの基本動作をご紹介しましょう。背すじを伸ばし、腰を正面に固定。胸が真横を向くほどしぼり続けます。

『やせる背骨しぼり』(サンマーク出版)より
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これを行う意味は、日常生活で激減している動作の代表格が「上半身をねじる」だからです。人体の構造的には骨盤を正面に向けたまま真横を向けるくらいまではねじれますが、これができなくなりがちに。この、できるはずの動きをしないことで、体の奥のやせ力が高い筋肉が眠ってしまうのです。そのぶん代謝が落ちて脂肪が溜まりやすくなっています。まずはその状態をリセットしましょう。副次的にねこ背や巻き肩の解消効果も得られます。

『やせる背骨しぼり』(サンマーク出版)より
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