美容

「産後やせなくなった」が生涯続く人も  ”やせやすい体”に変えるには?パーソナルトレーナーが指南する1分間「やせる背骨しぼり」

「今日はもういいかな」がよぎったときがポイント

最初はこり固まった体が悲鳴をあげていたとのことですが、2週間で体のこりや痛みが消えてウエストがサイズダウン。

パンツのサイズが変わり、動作にも慣れたことで苦手意識があったエクササイズ系ダイエットと違うと気づき、継続できる自信がついたそうです。1か月経ったころには、食事を置き換えたり我慢したりすることなくウエストー4センチ、体重がー3キロを達成。むくみが解消されたからか、肉が食い込んで履けなくなっていた編み込みのサンダルも履けるようになって。顔も明らかに細くなっていました。

体重が増えていた時期に買った服がブカブカになり、産後も盛り上がったままだった背中も華奢になって、好きな服をきれいに着られるようになったそう。

こう申し上げると、このかたのダイエットが順風満帆だっただけと思われるかもしれませんが、決してそうではありません。ダイエットで難しいのが「今日はもういいかな」という思いが頭をよぎったときにどうするかです。

このかたは、今より細かったころの写真を見て決意を新たにしたそうですが、何か自分のなかにスイッチになるものがあるかたのほうがダイエットは成功しやすくなります。たとえ疲れ果てていたり生理が重かったり不調がちだったりしたとしても成果が出るまで継続するには、やはり心のケアが重要です。

そうやって自分のなかに「できる条件」を揃えていき、我慢や無理をしすぎないことで、ダイエットの大敵である継続不能を遠ざけられるからです。継続するうちに自信が湧いてきて、昨日は〇〇を食べたからむくんだり体重が増えたりしたんだな、ということがわかるようになっていきます。

そこまでいけたらしめたもの。やせにくくなった体であっても、年齢を重ねていたとしても、無理をすることなくリバウンドもせずにやせることは可能です。

◆教えてくれたのは:パーソナルトレーナー・隅田咲さん

パーソナルトレーナー・隅田咲さん
写真4枚

パーソナルトレーナー。バレエ×パーソナルトレーニングジム プリマ代表。3歳よりクラシック・バレエを始め、小学校高学年より国内コンクールで多数入賞。高校卒業後は、奨学金を獲得し、イタリアのミラノ・スカラ座バレエ学校に入学。そこで、バレエだけでなく、ピラティス、解剖学を学び、海外のコンクールでもファイナリストに。帰国後、ジムのインストラクターを経て2018 年「バレエ×パーソナルトレーニングジム プリマ名古屋」を開業。2020年、YouTubeチャンネル「SAKIエレコアメソッド」www.youtube.com/@saki5275をスタートさせる。2024年3月現在、YouTubeチャンネル登録者数22.6万人、Instagram フォロワー9.3万人。

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