東京都千代田区の区立九段幼稚園を訪問された天皇皇后両陛下は、工作に取り組む園児たちの様子を見学された。これまでも、さまざまなご訪問先で、子供たちに優しく声をかけられてきた両陛下。子供たちや学生などと交流された印象的な場面を振り返る。
約5年ぶり「こどもの日」にちなんだ施設へのご訪問
2024年5月21日、木の葉や枝、松ぼっくりなどを使って工作に取り組む園児の姿を視察された天皇皇后両陛下。区立九段幼稚園と同じ敷地内にある区立九段小学校の生徒も園児と共に工作に参加していた。
5月の「こどもの日」にちなんだ施設へのご訪問は、上皇ご夫妻から引き継いだ公務。新型コロナウイルスの影響で、これまでオンラインで行われたため、実際に訪れられるのは約5年ぶりとなった。
「こんにちは」と子供たちに声をかけながら、腰を落とされた両陛下。天皇陛下が「どうですか? うまくいってるかな? これからどんなものができるのかな」と尋ねると「うさぎ!」と子供が元気よく答える場面があった。皇后雅子さまは「どうですか、一緒にやってみて」、「どんぐりどこで拾ったの」などと声をかけられていた。
愛子さまとお忍びで公園へお出かけ
2003年7月に、1才半になられた愛子さまと、東京・明治神宮外苑の児童公園にお出かけになった天皇皇后両陛下(当時は皇太子ご夫妻)。
“普通の子供たちと遊ばせたい”という思いでお忍びで公園に足を運ばれた両陛下は、動きやすいチノパン姿で公園を訪れられた。雅子さまは、居合わせた他の子供の母親と笑顔で話をされ、楽しまれたご様子だった。