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皇后雅子さまの「春の園遊会ファッション」今年も“定番カラー”のペールブルー 愛子さまはピンクのセットアップで甘さを”引き算”

令和になってから2回目の「春の園遊会」が開催された(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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2024年4月23日、天皇皇后両陛下が主催する「春の園遊会」が赤坂御苑で開催された。令和になってからは2回目となる園遊会には、両陛下の長女・愛子さまも初めて出席された。これまでも「春の園遊会」では季節に相応しい優しい色合いのお召し物を選ばれてきた雅子さま。園遊会でのファッションを振り返る。

今年はペールブルーのセットアップ 生地のツヤでより可憐に

今年の園遊会での雅子さまの装いは、光沢感のあるペールブルーのセットアップに、スーツと同色のリボンがついた白い帽子を組み合わせたコーディネートだった。

さりげなくボタニカル柄が施されたスーツをお召しに(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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大粒のイヤリングがみずみずしさを演出(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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帽子、手袋、ヒールはホワイト(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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襟を立てて、立体感のあるスタイルに(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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北大路さんと話される両陛下(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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横尾さんとは猫の話で盛り上がった(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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東京・赤坂御苑で開催された園遊会(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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他の皇族方も春らしい洋装をお召しに(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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スーツにはさりげなく、ボタニカル柄が施されている。ジャケットは、襟を立てて、立体感のあるスタイルに。大粒のパールイヤリングがみずみずしさを、そしてスーツのツヤが華やかさを演出していた。

ペールブルーは「春の園遊会」の定番のカラー ピンク系の小物で親しみやすさをプラス

今年は涼しげなペールブルーの洋装をお召しになっていた雅子さまだが、昨年も同色の着物を選ばれている。ペールブルーの着物は、「春の園遊会」で何度もお召しになっている定番カラーだ。

2023年5月、4年半ぶりに開催された春の園遊会にご出席の天皇皇后両陛下
雨の中、和やかに歓談される天皇陛下と雅子さま(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年5月の園遊会での皇族の方々
女性皇族の方々は色とりどりの和服姿(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年5月の園遊会での皇族の方々
昨年は、招待者は絞られ、例年の半数程度の約1000人に(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年園遊会での天皇陛下と雅子さま
清涼感のあるペールブルーの着物がお似合いの雅子さま(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年園遊会での天皇陛下と雅子さま
ペールブルーに紫やオレンジ、緑など、草花のパステルカラーが映える着物(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年園遊会での雅子さま
傘までベージュトーンで統一(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年園遊会での天皇陛下と雅子さま
時折激しく降る雨の中、丁寧に招待客と歓談されるお二人(2023年5月11日、Ph/JMPA)
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2023年5月に開催された園遊会では、流水の中に咲く花菖蒲や、黄色や白の菊と思われる花が描かれた着物をお召しになっていた。花菖蒲は梅雨から初夏に咲く花で、季節にマッチしたデザイン。また、ピンク色の花菖蒲と合わせたかのように、手にされた傘やバッグ、そして着物の帯もややピンクがかったベージュトーンでそろえられ、ペールブルーの着物に、親しみやすさをプラスしていた。

初めての「春の園遊会」ではゴールドが目を惹く、華やかな着物をお召しに

1994年5月、雅子さまにとっての初めての「春の園遊会」でも、ペールブルーの着物をお召しになっていた。

1994年5月の春の園遊会にご出席の雅子さま
初めての春の園遊会とあって初々しさが感じられる(1994年5月11日、Ph/JMPA)
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1994年5月の春の園遊会にご出席の雅子さま
アップにされたヘアスタイルも着物にマッチ(1994年5月11日、Ph/JMPA)
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1994年5月の春の園遊会にご出席の雅子さま
爽やかなブルーがとてもお似合い(1994年5月11日、Ph/JMPA)
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縁起が良いとされる日本伝統の和柄、吉祥文様が入った着物は、花が金色の流水に乗って流れているようなデザインが施され、ゴージャスな一着。帯もゴールドで、上品さと華やかさを兼ね備えた装いだった。

小花が描かれた友禅の訪問着で優しい雰囲気に

初めての「春の園遊会」ではゴールドの絵柄が特徴的な着物をお召しになっていたが、2017年4月の園遊会では、白やベージュ色の小花が描かれた友禅の訪問着を選ばれていた。同じ水色だが、1994年の園遊会でお召しになった着物と比べると印象が異なる。

2017年4月、雅子さまが13年半ぶりに出席された春の園遊会の様子
笑顔でお話される雅子さま(2017年4月20日、Ph/JMPA)
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2017年4月、雅子さまが13年半ぶりに出席された春の園遊会の様子
晴天に恵まれた園遊会(2017年4月20日、Ph/JMPA)
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2017年4月、雅子さまが13年半ぶりに出席された春の園遊会の様子
天気と着物の色合いがマッチ(2017年4月20日、Ph/JMPA)
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2017年4月の春の園遊会にご出席の天皇皇后両陛下
小花が麗しい着物(2017年4月20日、Ph/JMPA)
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このときは、全てが淡い色なので優しい印象に。ゲストをおもてなしする側として余裕が感じられる、リラックス感のある雰囲気だった。

ご出産後初の園遊会 優しい色合いの着物にゴールドの小物をプラス

優しい色合いの着物は、他にも。2002年4月、愛子さまをご出産後、初めてとなる園遊会ではクリームイエローの着物を選ばれている。

2002年4月の園遊会にご出席の雅子さま
クリーム色の着物もお召しになっている(2002年4月23日、Ph/JMPA)
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2002年4月の園遊会にご出席の雅子さま
ショートヘアに着物もお似合い(2002年4月23日、Ph/JMPA)
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2002年4月の園遊会にご出席の雅子さま
和装にもなれたご様子(2002年4月23日、Ph/JMPA)
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このとき、雅子さまは、さっぱりとしたショートヘアスタイル。着物の色合いと相まって春らしく軽やかな雰囲気に。また、草履やバッグなどがゴールドなので、エレガントさもプラスされている。

白のセットアップでオールホワイトコーデ&モノトーンコーデ

雅子さまはペールブルー以外にも「春の園遊会」でホワイトのセットアップを2回以上お召しになっている。

1999年5月の春の園遊会にご出席の雅子さま
立体的な織り生地が特徴のセットアップ(1999年5月19日、Ph/代表取材)
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1999年5月の春の園遊会にご出席の雅子さま
帽子やパールアクセがロイヤルファッション感を底上げ(1999年5月19日、Ph/代表取材)
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1999年5月の園遊会では、立体感のある織り生地が特徴的な白のセットアップと、同色の帽子をお召しに。ヒール、手袋、バッグも、全て白に統一しているので、さわやかなスタイル。そして、帽子のつばが左右、軽く上に巻き上がっているデザインになっており、キリッとハンサムな印象だった。

2016年4月に東京・赤坂御苑で開かれた春の園遊会にご出席の皇室の方々
白のセットアップと白の帽子をお召しに(2016年4月27日、Ph/JMPA)
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2016年4月に東京・赤坂御苑で開かれた春の園遊会にご出席の皇室の方々
2連のパールネックレスが存在感大(2016年4月27日、Ph/JMPA)
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2016年4月に東京・赤坂御苑で開かれた春の園遊会にご出席の皇室の方々
足元もバッグと合わせて黒をセレクト(2016年4月27日、Ph/JMPA)
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2016年4月に東京・赤坂御苑で開かれた春の園遊会にご出席の皇室の方々
ペールカラーのお召し物が多く見られた(2016年4月27日、Ph/JMPA)
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2016年4月の園遊会でも、オフホワイトのスーツと帽子を合わせていたが、バッグと靴は黒をセレクトし、モノトーンコーデに。全身を白でまとめると、ぼやけた印象になりがちだが、素材の違いを見せる、もしくは引き締めカラーとして黒をポイントで入れることで、メリハリある着こなしに。

愛子さまも選ばれたピンク 雅子さまとは違うフェミニンさの“引き算”

2018年4月、雅子さまは、ピンクベージュのセットアップを園遊会の装いとして選ばれた。

2018年4月の春の園遊会にご出席された天皇陛下と雅子さま
淡い色ながら帽子の効果で華やかさがある(2018年4月25日、Ph/JMPA)
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2018年4月の春の園遊会にご出席された皇室の方々
ピンクがかったベージュが明るい印象(2018年4月25日、Ph/JMPA)
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2018年4月の春の園遊会にご出席された皇室の方々
バッグや小物もベージュで統一(2018年4月25日、Ph/JMPA)
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2018年4月の春の園遊会にご出席された皇室の方々
雅子さまの帽子のリボンが大きいことが遠目から見るとよくわかる(2018年4月25日、Ph/JMPA)
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ブレードが施されているジャケットの襟は、ゆるやかな曲線を描くショールカラー。シフォンのリボンがついた帽子も丸みのあるシルエットなので、全体的にやわらかく、エレガントで女性らしい雰囲気に。

今年の初めて園遊会に出席された愛子さまも、ペールピンクのセットアップを選ばれた。

愛子さまはピンクのドレスをお召しに(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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ピンク色のセットアップ ふわりとしたスカートが愛子さまにお似合い(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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初めての園遊会で素敵な笑顔を見せられた(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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笑顔で懇談される愛子さま(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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アクセサリーはパールのジュエリーをセレクト(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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愛子さまがお召しになったジャケットは、シャープなスタイルになるテーラードカラーだが、襟のラインに丸みがあるので硬すぎない、親しみやすい印象に。そして、愛子さまといえばふんわりとしたフレアスカート。雅子さまがピンクベージュのセットアップをお召しになった際は、タイトなスカートだった。お二人とも、それぞれのコーディネートが甘くなりすぎないように、フェミニンさを引き算されているようだ。

招待者と懇談される紀子さま(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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紀子さまはクリームイエローのセットアップを選ばれた(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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オレンジ色のドレスで出席された佳子さま(2024年4月24日、Ph/JMPA)
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女性皇族方は、和装と洋装を交互にお召しになるといわれている。10月、11月頃に開催が予定される「秋の遊園会」では、愛子さまの着物姿に期待が集まりそうだ。

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