2024年5月21日、天皇皇后両陛下はそろって東京都内の幼稚園「九段幼稚園」をご訪問。園児たちが工作する様子をご覧になった。この訪問は「こどもの日」にちなんだもので、恒例の交流行事。コロナ禍の2021年、2022年はオンラインでの実施となったため、実際に足を運んでの交流は2019年以来となった。
子供たちが親しみやすい優しい色合いのパンツスーツをセレクト
訪れた九段幼稚園では、併設の小学校の総合学習の時間を利用し、さまざまな取り組みを行っている。両陛下は、小学5年生の児童が5歳児クラスの園児と一緒に近所の公園で拾ってきたどんぐりや落ち葉を段ボールに貼り付けるなどして家を作る様子を見守った。
皇后雅子さまはこの日、なめらかな生地感のオフホワイトのパンツスーツでお出ましに。園児らのテーブルのそばにしゃがむことが多かった今回の訪問に合わせ、パンツスタイル、またシワになりにくいなめらかな素材のスーツをお選びになったのかもしれない。インナーや靴やバッグも白でそろえられ、完璧なワントーンコーデだった。
今回雅子さまがお召しのスーツは、2023年11月、天皇皇后両陛下と長女の愛子さまが、即位5周年とご結婚30年を記念し、皇室ゆかりの美術品を収蔵・展示する「皇居三の丸尚蔵館」をそろってご訪問した際に着ていたのと同じものとみられる。このときは、雅子さまは、明るいピンクトーンのスカーフを巻いていた。
さらに、2023年9月には、アクセサリーを含め、今回とほとんど同じコーディネートで北海道をご訪問。
今回もそうだが、ご訪問先の環境や人々に寄り添ったコーディネートをされる雅子さま。天皇陛下も優しいライトグレーのジャケットを羽織られ、ノーネクタイで臨まれるなど、お二人のお心遣いが随所に感じられるファッションだった。