バイカラーのセットアップに小物もバイカラーでスタイリッシュに
1999年6月、ご夫婦で栃木県・日光市をご訪問。東武下今市駅に到着された雅子さまは、おしゃれなセットアップをお召しだった。
「白い大きな襟がポイントのセットアップは、カラーは落ち着いていますが、襟やカフスの白がインパクトのあるアクセントとなりスタイリッシュな印象です。ネイビー×白の靴とバッグがコーディネートになじみつつも、ネイビーのダークカラーが引き締めカラーとなって大人上品なまとまりに。大きな襟がレフ板効果を発揮し、顔周りを明るく見せ、視線を上げています。大きな襟のデザインが、アクセサリーの華やかさも兼ね備えているので、ネックレスがなくてもおしゃれな印象です」
ドット柄やバイカラーを取り入れた遊び心のあるモノトーンスタイル
2002年5月、生後5か月になったばかりの愛子さまを抱かれて、ご静養先へ向かう雅子さまを東京駅でキャッチ。
「モノトーンスタイルも、ジャケットを白にすることで、コーディネート全体が重くならず、軽やかな印象になっていますね。ドット柄というと大人女性にとっては、甘いテイストのイメージで嫌煙しがちですが、雅子さまがご着用のジャケットのように、ランダムなモノトーンのドット柄をセレクトすることで、大人っぽさをキープしています。
また、ボトムをタイトなシルエットにすることで、Iラインシルエットが作られメリハリ感も生まれます。小物もバイカラー配色を合わせられ、全体が統一感のある着こなしに。コーディネートの一部に白を取り入れるのではなく、いくつかの白を散りばめ、リンクさせることで抜け感のある洗練された雰囲気になっています」