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【白で冷涼感を添える】皇后雅子さま、夏のオールホワイトコーデは小物も白で抜け感を

長年親交を深められてきたイギリス王室との交流を振り返る。(1995年2月8日、Ph/JIJI PRESS)
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天皇皇后両陛下が2024年6月22日から8日間の日程でイギリスへ国賓として訪問される。歓迎行事やバッキンガム宮殿での昼食会や晩さん会に臨まれる予定だ。28日には両陛下が学んだオックスフォード大学を訪問されるという。そこで長年親交を深められてきたイギリス王室との交流を振り返る。

2020年にコロナの影響で延期 念願の国賓として公式訪問

国賓としての天皇皇后のイギリス訪問は、1998年に上皇ご夫妻が訪問されて以来となる。2020年春にエリザベス女王(享年96)が、両陛下を招待していたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で延期に。おふたりは、ウェストミンスター寺院で行われたエリザベス女王の国葬に参列されるため、2022年9月にイギリスを訪問されている。

96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬に参列する天皇皇后両陛下
国葬へ向かわれる天皇皇后両陛下 (現地時間2022年9月19日、Ph/GettyImages)
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96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬に参列するためロンドンに到着の天皇皇后両陛下
ロンドン市内のホテルに到着された天皇皇后両陛下(現地時間2022年9月18日、Ph/代表撮影・共同)
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96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬に参列するためホテルを出られる天皇皇后両陛下
ロンドン市内の宿泊先のホテルをご出発の天皇皇后両陛下(現地時間2022年9月19日、Ph/GettyImages)
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96歳で死去した英国のエリザベス女王の国葬に参列する天皇皇后両陛下
天皇が外国の葬儀に参列することは皇室の慣例からして異例のこと(現地時間2022年9月19日、Ph/GettyImages)
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天皇が外国の葬儀に参列することは皇室の慣例からして異例のことで、海外のメディアでも、両陛下が女王の葬式に出席されたことが取り上げられた。

2024年2月にはチャールズ国王、同年3月にはキャサリン皇太子妃が、がんであることが公表され、イギリスご訪問の機会は難しいとみられていたが日程が調節され、ようやく公式訪問が実現したようだ。

ウィンザー城にある図書館で、エリザベス女王から説明を受けられた(2001年5月19日、Ph/AFLO)
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過去に5回来日、チャールズ国王と天皇陛下は40年以上の付き合い

2024年6月15日にチャールズ国王の公式誕生日を祝うパレード、トゥルーピング・ザ・カラーで、公の場に姿を表していなかったキャサリン皇太子妃が約半年ぶりに登場した。キャサリン皇太子妃はまだ完全復帰と言える状態ではないが、チャールズ国王は4月から公務に復帰しており、天皇皇后両陛下は国王夫妻主催の晩さん会で国王と交流されることになりそうだ。

トゥルーピング・ザ・カラーが開催。キャサリン皇太子妃も出席(2024年6月15日、Ph/GettyImages)
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子供たちと馬車で移動するキャサリン皇太子妃(2024年6月15日、Ph/GettyImages)
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全身モノトーンコーデで出席したキャサリン皇太子妃(ウィリアム皇太子夫妻公式インスタグラムより)
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約半年ぶりに公務に復帰したキャサリン皇太子妃(ウィリアム皇太子夫妻公式インスタグラムより)
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トゥルーピング・ザ・カラーに出席したウィリアム皇太子一家(ウィリアム皇太子夫妻公式インスタグラムより)
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がんであることを動画で公表したキャサリン皇太子妃(Ph/ウィリアム皇太子夫妻公式YouTubeチャンネル)
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チャールズ国王は過去に5回、来日しており、2019年10月22日に行われた「即位礼正殿の儀」にも参列している。

チャールズ国王(当時は皇太子)が即位のお祝いに駆けつけた(2019年10月22日、Ph/宮内庁提供)
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チャールズ国王は天皇陛下と40年以上の交流を続けており、1993年の誕生日の会見では、天皇陛下がチャールズ国王の名前を出し、ユーモアなコメントをされている。

記者から「昨年の誕生日会見では、チャールズ皇太子殿下と晩婚の金メダルを争うかもしれないと言われましたけれども<中略>独身生活もあとわずかですが、今どのような感慨をお持ちですか」と問われ、こう答えられた。

「確かに、今おっしゃったように独身時代の長さという点に関していえば、チャールズ皇太子殿下を上回って、言って見れば金メダルに輝くということになったわけですけれども、今、思い返してみても私自身として非常に充実して、そして楽しく、そして有意義な独身生活を送ることができたというふうに思っております」

婚約会見を終えて笑顔でお話される天皇陛下(当時は皇太子)と雅子さま
結婚前に「チャールズ皇太子殿下と晩婚の金メダルを争うかもしれない」とユーモアなお言葉を述べられた天皇陛下(1993年1月19日、Ph/JMPA)
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3度来日したダイアナ元妃、雅子さまとのご対面も

チャールズ国王(当時は王子)が1986年に来日した際には、ダイアナ元妃と共に来日し、天皇陛下(当時は浩宮さま)が、京都の修学院離宮を案内されている。ちなみに、このとき世界中から注目を集め、多くの人々に愛されたダイアナ元妃は、日本でも「ダイアナフィーバー」と呼ばれる社会現象が起こるほど歓迎された。

天皇陛下自ら案内された(1986年5月9日、Ph/GettyImages)
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ダイアナ元妃は生前、3度来日している。雅子さまも1995年2月に英国赤十字社副総裁として来日した際に対面されている。初対面から約2年後、1997年8月に交通事故で死去したダイアナ元妃について、雅子さまは1997年12月の会見で以下のようにお気持ちを述べられている。

1995年2月、東宮御所にて。英国赤十字社副総裁として非公式に訪問したダイアナ妃(当時)をお出迎えの雅子さま
英国赤十字社副総裁として来日したダイアナ元妃(1995年2月8日、Ph/JIJI PRESS)
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「イギリスのダイアナ元皇太子妃が今年の夏、突然の事故でお亡くなりになったことは大変お痛ましいことでございました。私も、ダイアナ妃が最後に日本にいらっしゃった折にお目にかかる機会がございましたので、この事故の知らせを伺って大変重苦しい気持ちでおりました。

そして、また、私もイギリスに2年間留学しておりましたので、イギリスには大変懐かしい良い思い出がたくさんございますので、ご葬儀の日には、そのようなロンドンやイギリス各地の風景などを重ね合わせて思い出して、悲しい気持ちがいたしました。

お若くして亡くなられたダイアナ妃のご冥福をお祈りいたしますとともに、遺されたご遺族の方々のお悲しみを思い、そして、また、遺されたお二人の王子様方がこの大きな悲しみをお乗り越えになって、そして、お健やかにご成長なさいますことをお祈りしたいと思います」

当時、15歳と12歳だったウィリアム皇太子(当時は王子)とヘンリー王子について触れた雅子さま。ウィリアム皇太子とは、2015年2月に初来日した際に対面されている。

「雅子とともに…」天皇陛下の希望が実現へ

6月28日に訪問される予定のオックスフォード大学は天皇陛下が1983年に留学されており、「寮の部屋ごと、記念に持って帰りたい心境です」と留学を終えた後に述べられるほど、思い出が詰まった場所でもある。雅子さまも外務省に務められていた1988年に同大学に留学されており、おふたりにとって、ゆかりの深い地に訪問されることとなる。

オックスフォード大学へ2年間の留学をされていた雅子さま(Ph/宮内庁提供)
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イギリスの街を自転車で走られる天皇陛下とご学友
1983年6月~1985年6月、英・オックスフォード大学ご留学(Ph/宮内庁提供)
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2023年4月に復刊された、天皇陛下が執筆したイギリス留学記『テムズとともに』のあとがきで、天皇陛下は《遠くない将来、同じオックスフォード大学で学んだ雅子とともに、イギリスの地を再び訪れることができることを願っている》と綴られている。

今回のイギリス訪問で、雅子さまと共に思い出の地へ再訪するという天皇陛下の希望が叶う。特別な地でどのような話をされるのだろうか。思いを馳せられていることだろう。

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