今年も夏のご静養を那須ですごされた天皇皇后両陛下。愛子さまはお仕事のため、初めて同行されず、久しぶりの夫婦水入らずのご滞在になった。雅子さは、夏のご静養ではよくシャツスタイルを選ばれるが、今年もシャツスタイル。これまでのご静養ファッションとともに振り返る。
アニマル柄シャツのサファリコーデも小物で上品に
2001年6月、那須御用邸から帰京される日の雅子さまは柄のシャツにハーフパンツのセットアップを合わせたマニッシュコーデだった。
ベージュのジャケットと膝丈のハーフパンツに、カーキ色の柄シャツを合わせたサファリスタイル。アニマル柄のシャツにハーフパンツというワイルドなテイストも、黒のパンプスやクラッチバッグなど上品小物を合わせることで洗練された都会派のスタイルにまとまっている。
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スクエア型のかごバッグで品よく大人のカジュアルスタイル
2002年9月、ご静養地の那須から東京駅へと戻ってきた雅子さま。夏らしいかごバッグがポイントになっていた。
雅子さまは、優しいイエローの長めの丈のシャツに黒のパンツを合わせたシンプルなコーディネート。そこに、スクエア型のコンパクトなかごバッグを合わせ、季節感を出していた。金具がコールドで、コンパクトなスクエア型のバッグは、一般的な丸みを帯びたかごバッグよりもほどよくナチュラル感がセーブされ、都会にもなじむ。足元は黒のパンプスで、パンツと色をつなげて脚長効果を発揮。大きめのシャツにきちんと感のあるパンツと小物を合わせた、雅子さまお得意のきれいめカジュアルスタイルだった。
ワイドな白パンツにフラットな白パンプスで爽やかコーデ
2003年8月、ご家族で那須御用邸を訪れた雅子さまは、軽やかなペールカラーの大きめシャツにゆとりのある白のパンツ、白パンプスという、涼やかなカジュアルファッションだった。
雅子さまはややロング丈の大きめのブルーのシャツに、ゆとりのあるパンツというきれいめカジュアル。シャツは、サイドに深くスリットがはいっていて白のパンツが見えることで脚長効果あり。足元は、ゴールドのモチーフがついた白のパンプスで、白をつなぐことでワイドパンツながらスラッと見せていた。
ブルーの大きめシャツに白のベルトでこなれたパンツスタイル
2023年8月、ご静養のため那須御用邸を訪れ、散策された雅子さまのシャツスタイルはトレンド感溢れる着こなしだった。
白のパンツにペールブルーの大きめのシャツを合わせ、シャツの上からベルトを巻くという今っぽさのあるセンスフルな着こなし。昨年もシャツ+ベルトスタイルだった。ベルトでウエストをマークすることでゆったりとしたトップスを着てもメリハリが出て、ウエスト位置も高く設定でき、スタイルアップが叶う。ゆったりワイドながらセンタープレス加工が施されたパンツも美脚な印象を与え、上下ともにリラクシーなシルエットでも、きちんと感をキープ。メッシュのベルトや透明感のあるイヤリングなど、涼しげな小物で清涼感も満載。
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ストライプ柄シャツに細ベルトで上品なメリハリコーデ
2024年8月21日から下旬まで那須御用邸に滞在された天皇皇后両陛下。お二人ともシャツ+ベルトのリンクコーデだった。
昨年に続き、今年もシャツ+ベルトスタイル。雅子さまは、白×ブルーのストライプ柄のゆったりめのシャツに、黒の細ベルトをオン。腕は、袖をラフに折ることで手首をのぞかせ抜け感もプラス。首元は、ボタンを外した襟元にアクセサリーがチラリ。シャツにベルトのメリハリコーデに、白の花モチーフのイヤリングがフェミニンな雰囲気を与えてくれている。また、太いベルトではなく細いベルトをセレクトすることで、より女性らしい印象に。
2024年7月17日、天皇皇后両陛下は、「第10回太平洋・島サミット」出席のため来日中の太平洋諸国の首脳らを皇居・宮殿に招いたお茶会を催された。皇后雅子さまは和装で出席された。
天皇皇后両陛下、お茶会で首脳夫妻らと英語でご歓談
お茶会には、パラオやサモアなど14の国や地域の首脳夫妻らが参加。天皇陛下は英語であいさつされ、「日本と太平洋島しょ国・地域との友好親善と協力関係がさらに発展していくことを期待しています」と述べた。その後も天皇陛下と雅子さまは英語で各首脳夫妻らと歓談された。
海を連想させるブルーの着物、ネクタイでお出迎えする天皇皇后両陛下
この日は、天皇陛下は濃紺のスーツに、海を思わせるような深い青色のネクタイをお召しに。雅子さまは、鮮やかな波が描かれたペールブルーグリーンの着物をお召しだった。どちらもブルーがアクセントカラーの爽やかな配色のコーディネート。暑さが厳しくなってきた日本での開催で、少しでも涼んでもらおうという配慮から選ばれたのかもしれない。
雅子さまは、帯が白で、ブルー系×白の爽やか配色だった。模様といい、配色といい、涼やかで清らかな雰囲気ただよう和装からは、雅子さまのおもてなしの心がにじみ出ていた。