光熱費に関する意味のない節約術2つ
光熱費の節約も、無理をするわりに「たいして意味がない」状況になっていることが多くあります。
「冷房」ではなく「除湿」を使う
「冷房」よりも「除湿」機能が節約になると思って使っているとしたら、それも意味がないかもしれません。
エアコンの除湿には、冷やして除湿した後再び温める「再熱除湿」と、弱い冷房で除湿する「弱冷房除湿」の2種類があり、これは機種によって異なります。「再熱除湿」は除湿で冷えた空気を温め直す分、「冷房」より電気代が高いですし、「弱冷房除湿」は電気代が安くても部屋が冷えるのに時間がかかります。早く湿度を下げて部屋を冷やしたいのであれば、いずれにしても「冷房」を使うほうがいいでしょう。
こまめに消灯する
誰も使っていない部屋や廊下の電気を消すのは節約につながりますが、こまめに消すことに神経質になったり、ストレスを抱えたりしているのであれば、それも意味のない節約と言えます。
照明の電気代は安いですし、白熱電球など電気代の高い照明を使っているのであれば、一時的な出費になったとしてもLED電球に替えたほうが長期的には安くつきます。こまめに電気を消すことにストレスを感じる前に、照明自体を見直しましょう。
◆教えてくれたのは:節約アドバイザー・丸山晴美さん
節約アドバイザー。ファイナンシャルプランナー。22歳で節約に目覚め、1年間で200万円を貯めた経験がメディアに取り上げられ、その後コンビニの店長などを経て、2001年に節約アドバイザーとして独立。ファイナンシャルプランナー(AFP)、消費生活アドバイザー、宅地建物主任士(登録)、認定心理士などの様々な資格を持ち、ライフプランを見据えたお金の管理運用のアドバイスなどをテレビやラジオ、雑誌、講演などで行っている。https://www.maruyama-harumi.com/
構成/新藤まつり
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