皇后雅子さまのお気に入りカラーのひとつにロイヤルブルーがある。11月初旬の大分県ご訪問の際もロイヤルブルーのパンツスーツをお召しだった。そこで、雅子さまの秋のロイヤルブルーファッションをピックアップ。引き締めカラーを合わせて落ち着き感を出すなど、秋らしさを出すための着こなしの工夫にも注目したい。
とろみ感のあるロイヤルブルーのワンピースでエレガント
1996年10月、サントリーホールで天皇陛下(当時は皇太子)とともに、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のコンサートをご鑑賞になった雅子さま。ツヤのある柔らかなロイヤルブルーのワンピースをお召しだった。
ワンピースは、とろみだけでなく、光沢感もあり、素材的にもとても華やかな印象。カラーは、ロイヤルブルーと白のパールアクセサリーのコントラストが冴え、顔周りがより明るくなっている。首元が詰まったデザインだが、光沢感のある素材の洋服なので重たくならず、気品漂う着こなしになっている。
顔周りには白、足元には黒を効果的に配したメリハリコーデ
2016年11月、シンガポール大統領の来日に際して行われた、歓迎式典にご出席の雅子さまはロイヤルブルーのセットアップをお召しに。
鮮やかなロイヤルブルーのスーツは、ジャケットの襟がベルベット素材になっていて、温かみがありおしゃれのポイントに。顔周りが明るく見えるよう、インナーには白のボウタイブラウスを、胸元にはパールのブローチをおつけになり、華やかさが漂っていた。足元は、襟のベルベットの色に合わせるように、黒のパンプスで引き締めまとまり感もばっちり。
アシンメトリーなドレープデザインのコートがドレス感覚の華やかさ
2017年11月に行われた「41回全国育樹祭」にご出席の際、雅子さまは、ドレープデザインの襟元が特徴的なコートをお召しだった。
雅子さまは、片方の襟がドレープデザインになったロングコートをお召しになっていた。Aラインのシルエットに、襟元のドレープデザインでドレスのような雰囲気のアウターもポイントに。ベルベット素材の帽子もエレガントさを強調していた。
顔周りは明るく見えるよう、白のボウタイブラウスをお召しになり、その上に羽織られた黒のジャケットがさりげなくコートから見えていて、パンプスやバッグの黒とリンク。キュッと引き締まった印象を与えてくれる。ロングコートに、帽子を合わせることで、さらに縦のラインが強調され、スタイルアップも叶える完璧なコーディネートだった。
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鮮やかロイヤルブルー×白のコントラストが端正な佇まい
2018年11月の全国育樹祭でお召しになったのは、胸元のカットが印象的なロイヤルブルーのスーツ。同じロイヤルブルーのリボンが印象的な白の帽子も目を引いた。
帽子のリボンは太く、存在感があり、スーツの胸元のユニークなカッティングと相まって、目線を高く操作。スタイルアップまで叶うお見事なコーディネート。帽子やブローチ、イヤリングと、存在感のあるアイテムを顔周りに集中させることで、第一印象で華やかさが伝わる。
タイトにまとめたヘアとパンツスーツで洗練されたマニッシュコーデ
2024年11月、水産資源の保護や海の環境保全などを呼びかける「全国豊かな海づくり大会」にご出席のため、大分県を訪問された天皇皇后両陛下。雅子さまは、ロイヤルブルーのパンツスーツをお召しになっていた。
雅子さまはダブルボタンのジャケットが素敵なパンツスーツでお目見え。小ぶりなバッグとパンプスは、同じブルーで統一し、見事なワントーンコーデだった。”海づくり”大会に合わせられたのか、シルバーのアクセサリーを合わせられ、爽やかな海トーンのコーディネートに。マニッシュなパンツスーツに存在感のあるアクセサリーをつけることで、優雅な佇まいだった。
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