料理・レシピ

《便秘、老化、高血圧対策に》“冬のスーパーフード”あずき活用術 炊飯器で作る「ゆであずき」「発酵あずき」なら料理やスイーツに

一方、望月さんがすすめるのは「ほったらかし」でできる超簡単あずきスープ。

「ステンレスなどの保温ポットにあずきと熱湯、固形コンソメを入れ、半日ほど置いて待つだけ。あずきにはビタミンB群やミネラルといった水溶性の栄養素が多いので、煮汁ごと食べられるスープにして、栄養素を余すことなく摂ってほしい。温かいスープにすれば、あずきの持つ冷え予防効果が一層高まるはずです。

野菜や果物は旬の時期に栄養価がもっとも高くなるとされており、あずきの旬は10~2月。いまの時期は、まさにあずきの効果もおいしさも、100%味わい尽くせる季節です」(望月さん・以下同)

あずきに含まれるカリウムには余分な塩分を排出する効果があるので、スープの味つけにはお好みで塩を少し加えてもいいだろう。

「とはいえ、砂糖や塩を加えたアレンジの場合、食べすぎには要注意。あくまでも、普段の食生活にあずきをプラスすると考えてください。スープなら1日100gくらいが理想的です」

年末の寒さも忙しさも、あずきパワーで乗り越えられそう。

基本の「ゆであずき」「発酵あずき」のレシピ

アレンジ自在な「ゆであずき」と「発酵あずき」、「あずきスープ」のレシピを紹介。

「ゆであずき」のレシピ

《材料》

乾燥あずき…150g  水…1350ml(あずき:水は1:9)

《作り方》

【1】あずきは水でさっと洗ってから水気を切る。

【2】【1】と水を炊飯器に入れ、おかゆモードで炊く。ゆであがりが硬ければもう一度おかゆモードで炊く。

【3】煮汁は「あずき茶」に。耐熱性の保存容器に取っておく。

「発酵あずき」のレシピ

《材料》

上記のゆであずき…全量 米麹(乾燥)…200g

《作り方》

【1】ゆであずきが60℃前後になるまで冷ます。

【2】【1】に米麹をほぐしながら加え、ゴムべらでよく混ぜ合わせる。

【3】炊飯器のふたは開けたまま、釜に布巾をかぶせて保温モードにする。

【4】2~3時間おきに混ぜ合わせながら、8~12時間発酵させる

超お手軽「あずきスープ」レシピ

和風だしや鶏がらでも!

《作り方》

【1】あずきは水でさっと洗ってから水気を切る。

【2】【1】をステンレス製の保温ポットに入れ、熱湯を注ぎ、固形コンソメ1個を入れる。

【3】そのまま半日ほど置いておき、あずきがやわらかくなるのを待つ。

出典/石原新菜『メタボ&むくみを撃退! 血圧、血糖値を下げたいなら発酵あずきとあずき茶をとりなさい』

※女性セブン2024年12月12日号

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